2023.11.21

クラウドファンディングを活用して起業/開業した事例/成功例まとめ

クラウドファンディングを活用して起業/開業した事例/成功例まとめ

今回はクラウドファンディングを活用して起業した事例/成功例について考察していきます。
起業をする際の資金調達は、自己資金や他企業からの資金受入など、方法やオプションは複数ありますが、昨今クラウドファンディングを通じて起業に向けた資金調達を行う事例も増えています
以下、いくつか事例を見てみましょう。

 マンガサロン「トリガー」_クラウドファンディング企業事例①

http://mangasalon.com/

「マンガ好きが集まる場所を作りたい」という思いから、2016年にFAAVOを通じて設立されたマンガサロン・トリガーは、“食事ができて、お酒が飲めて、読書しながら楽しめる空間”を提供しています。一般的なマンガ喫茶とは違って、お客さん同士の会話や交流も楽しむことのできる新しいスタイルとなっていて、王道タイプからマニアックなものまで、およそ4,000を越える蔵書がある環境は、マンガ好きはもちろん興味のない人にとっても居心地の良い場所となっています。

開設資金のための目標金額は800万円でしたが、最終的には1,260万円以上の資金調達に成功しました。また、リターンの中には有名漫画家がデザインを手掛けたTシャツや、1年間ドリンク飲み放題となるプラチナカードなどがあり、マンガとお酒が好きな人にはたまらない褒美となっています。

とろさば専門店「SABAR」_クラウドファンディング企業事例②

http://sabar38.com/

鯖寿司専門店「鯖や」がバックにつき、『まだ出会ったことのない「とろさば」との出会いの場』をコンセプトにしたとろさば専門店・SABARが、2014年にマイクロ投資プラットフォーム・セキュリテを通じて設立されました。
母体となった鯖やは、当時倒産すれすれの危機に陥っており、また鯖に関する本を自費出版で売ったり、鯖をモチーフにしたバイクやバスを作ったりしたおかげで貯蓄に十分な余裕がなかったことから、自己資金での運営ではなく、クラウドファンディングを活用した事業立ち上げとなりました。
大阪と京都を合わせ3店舗同時のオープンから始まったSABARでしたが、1,000人以上からの出資を受け、最終的には3,500万円もの資金調達に成功を収めました。大阪、京都、東京のほか、2016年の夏にはシンガポールにも店舗を構え、会社の発展は順調に続いています。

まとめ

今回はクラウドファンディングを活用して起業した事例/成功例を紹介しました。クラウドファンディングでプロジェクトを成功させるには相当な時間と覚悟が伴われます。また、起業をするにも多くの人の協力とマーケティング力が付加されるため、安易な気持ちでは全うできません。そのため、リスクが高い分、成功すれば大きなメリットが見込めると言えそうです。
一口に起業や開業に活用されるといっても、その目的やアプローチは多岐に渡ります。純粋にクラウドファンディングを通じて開業資金を集めるというケースもあれば、開業資金自体はある程度他の方法で調達しておきながら、開業前の事前PRやファン獲得を通じて開業におけるリスクを低減したり、開業後の売上の成長を加速させるために活用したりするケースなど様々です。
いずれにして起業や開業に活用されるケースが増えてきており、また上手に活用することでその成果としては大きなものが見込めることは間違いないのではないかと思います。本来リスクばかりが取り沙汰され、起業や開業などの挑戦を阻害する要因は資金以外の経営資源、いわゆる人材やモノ、情報など面から見ても多々ありますが、その複数の阻害要因や課題をクリアするような形で事業をスタート出来る可能性が高まるクラウドファンディングの活用は、今後一つの創業の在り方として定着してくるかもしれません。

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