2023.11.18

クラウドファンディングのコーヒープロジェクト事例5選

クラウドファンディングのコーヒープロジェクト事例5選

日本国内におけるコーヒーの消費量は、近年増加傾向を続けています。とりわけ20年前と比べると、およそ1.5倍近くまで飲まれているコーヒーの量は増えており、この傾向は今後もしばらく続くと予想されています。そんなコーヒーの需要が上がっている昨今、クラウドファンディングではコーヒーにまつわるプロジェクトが多く実行されているようです。一体どのようなものなのでしょうか。今回は「クラウドファンディングのコーヒープロジェクト事例5選」と題してご紹介していきます。

ハンドピッキングコーヒー

https://readyfor.jp/projects/icdinc

  • 実施サイト: Readyfor
  • 支援者: 151名
  • 達成額: 2,698,000円

札幌市円山に障がい者就労継続支援B型事業所「Pure Work Factory」をオープンした奥村宗弘さんは、同所にてコーヒー焙煎豆販売所として、障がいをもつ方たちによる「ハンドピッキングコーヒー」(豆を1粒1粒手作業でチェックし、カビや虫食いなどの欠点豆を除いて焙煎するコーヒー)を提供しています。しかし、現在の小型焙煎機ではとても生産が追いつかないほどになっており、新たにより大きな焙煎機を導入したいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。

今回クラウドファンディングという手段を選んだのは、資金調達はもちろんなのですが、あわせて障がいをもつ方々が心を込めて1粒1粒選別したコーヒーそのものの、おいしさを広く知ってほしいという思いがあったからです。ただ儲けるのではなく、ビジネスのインパクトを社会貢献にも繋げたいという思いを大切にしています。

Hyperchiller

https://www.makuake.com/project/hyperchiller/

  • 実施サイト: Makuake
  • 支援者: 726名
  • 達成額: 4,598,620円

海外製品の輸入・販売を行う株式会社さくらドームは、アメリカ・フロリダ州に本社を構えるHyperbius,Inc.が開発した「Hyperchiller(ハイパーチラー)」を、日本国内販売に先駆け、Makuakeを通じて資金調達を開始しました。

Hyperchillerは、淹れたて熱々のホットコーヒーを、たった1分でアイスコーヒーに変える製品です。氷で薄めることなく、香り高く濃厚なアイスコーヒーを嗜むことができ、「味が薄い」や「飲みたい時に飲めない」といった、既存のアイスコーヒーの不満点を全て解決してくれます。アイスコーヒーとホットコーヒーを一度に淹れる事も可能であり、さらに、お酒やジュースなどコーヒー以外の冷やしたい飲み物にも使うことができます。

セラミックフィルター

https://cf.machi-ya.jp/project/20170616

  • 実施サイト: machi-ya
  • 支援者: 827名
  • 達成額: 4,717,000円

メディアジーンが運営するクラウドファンディングmachi-yaにて、目標の1179%を超える支援を受けているセラミック製コーヒーフィルター「LOCAセラミックフィルター」が話題となりました。フィルターには数十ミクロンのごく小さな穴が無数に空いており、微細な不純物を徹底して取り除きつつ、コーヒーのオイルも抽出できるため、これまでにない”まろやかな味”を楽しめます。

有田焼発祥の地、佐賀県有田町で作られたLOCA。伝統的な技法を基に、独自のセラミックテクノロジーを融合させ、唯一無二のセラミックフィルターを完成させています。高い品質を誇るセラミック技術は世界でも評価されており、カリフォルニア発のコーヒーブランド「ブルーボトルコーヒー」へも、当工房のドリッパーが採用されているのです。家庭でコーヒーの味を気軽に、そして劇的に変えてくれるこのアイテム。一度試してみてはいかがでしょうか。

A Film About Coffee

https://motion-gallery.net/projects/afilmaboutcoffee

  • 実施サイト: MotionGallery
  • 支援者: 118名
  • 達成額: 1,590,200円

目覚めの一杯のコーヒーは、どこから来たのだろうか?そんな“コーヒー”の知られざるSeed to Cup(種からカップまで)を描いた話題の映画『A Film About Coffee』を、全国の劇場で上映し、コーヒー好きに届けたいというプロジェクトが、MotionGalleryにて実行されました。制作したのはサンフランシスコ在住のブランドン・ローパー監督。3年間をかけて、コーヒーの生産地であるホンジュラスやルワンダ、コーヒーカルチャーの新潮流を牽引するサンフランシスコ、ポートランド、シアトル、さらに東京を取材しフィルムに収めたドキュメンタリーです。

この作品を作ったのは、サンフランシスコのCM制作会社「Abocado & Coconuts」で、CMクリエイターであるブランドン・ローパー監督が、友人のバリスタに誘われて、ホンジュラスのコーヒー農家へ同行したことをきっかけにこの映画の制作に至りました。もともとコーヒーカルチャーに興味を持っていた監督ですが、現地での体験は想像以上にエモーショナルだったといいます。その情熱が自主制作でこの66分という作品に結実し、その末に世界30カ国108都市で自主的な団体によって上映会が行われました。

Barisieur

https://www.kickstarter.com/projects/

  • 実施サイト: Kickstarter
  • 支援者: 1186名
  • 達成額: £383,623(5725万円)

世界最大のクラウドファンディング・Kickstarterにて開発された「Barisieur(バリザー)」。寝る前にあらかじめ水やコーヒー粉をセットしておけば、設定した時間に自動でコーヒーを入れてくれ、アラームで起こしてくれるという”優雅な朝”を彩るデバイスとなっています。シンプルでありながらオシャレなデザインで、お湯が沸いて少しずつドリップされる音や、できたてのコーヒーの香りで目覚める朝というのは気分が良さそうです。

また、専用の冷蔵場所にミルクを、密閉された引き出しに砂糖・コーヒー粉を入れることができ、コーヒー粉の代わりに茶葉を入れれば紅茶もできるそうです。Kickstarterでは1186名の支援者から、実に5725万円以上の資金調達に成功。まさに、忙しい朝を有意義なものから始められる画期的な商品といえるでしょう。

まとめ

さて、今回は「クラウドファンディングのコーヒープロジェクト事例5選」について紹介しました。

砂糖やミルクを加えたまろやかな味わいを嗜んだり、ブラックのままストレートな味わいを堪能したり、コーヒーには色々な楽しみ方があります。今後もクラウドファンディングを通じて、これまでとは違ったコーヒーの魅力にますます出会えるチャンスがあるかもしれません。みなさんもぜひ注目してみてください。

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