クラウドファンディングとご当地ゆるキャラの相乗効果とは?

「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクター・ひこにゃんが火付け役となり、2007年頃からゆるキャラブームが巻き起こっている昨今、ゆるキャラとクラウドファンディングの相性が良いと言われており、ゆるキャラをテーマにしたクラウドファンディングプロジェクトが話題を集めています。そこで今回は「クラウドファンディングとご当地ゆるキャラの相乗効果とは?」について見ていきましょう。
Contents
ゆるキャラとクラウドファンディングと相性が良い
すでに一定の人気を手にしている日本のゆるキャラ。クラウドファンディングと相性が良いジャンルのひとつであると言われています。ゆるキャラといえば、地方自治体などが観光発展のために制作するものというイメージですが、最近では「にしこくん」や「ふなっしー」のような市の非公認ゆるキャラが大人気になるなど、活躍の幅は広がっており、人気のゆるキャラにはファンも多く、ストラップやキーホルダーなどのゆるキャラグッズも販売されています。
では、そんなゆるキャラがなぜクラウドファンディングと相性が良いと言われているのでしょうか。それは、ゆるキャラとクラウドファンディングを絡めた展開から、様々なアプローチが考えられるためです。たとえば、キャラクターのデザインを用意して、着ぐるみを製作するための資金を募ったり、「ゆるキャラグランプリ」などの大会に参加するための遠征費用を調達したり、また、ゆるキャラのグッズを作る資金集めのためにクラウドファンディングを使うというのも考えられます。支援をしてくれたサポーターには、ステッカーやグッズなどをリワードに用意し、一緒に記念撮影できる権利や、希望する場所にゆるキャラが来てくれるといった豪華な特典も喜ばれやすいです。
ゆるキャラグランプリとは!?
2010年から開催されている「ゆるキャラグランプリ」は、現在までに8回行なわれており、毎年恒例の人気企画となっています。同企画は、地域、会社、日本を元気にすることを目標に掲げた、ゆるキャラたちの一年に一度のお祭りです。毎年新たな人気ゆるキャラが誕生しており、過去にグランプリを獲った「くまモン」(2011年)や「ぐんまちゃん」(2014年)は、ここからスターになりました。
そんな中、第6回を迎えた2015年、「ゆるキャラでわが町をPRしたいけど、お金がない・・・」といった地方関係者の声に応えるべく、世界初のゆるキャラ専用クラウドファンディングを立ち上げ、「ゆるキャラグランプリ」がプロジェクトの立ち上げの全面サポートを開始しました。システム提供、運用サポートは、J-WAVEや婦人画報、クレディセゾンと事業提携している国内有数のクラウドファンディングサービス・WESYMと提携しています。
主なゆるキャラプロジェクト
では、実際にゆるキャラをテーマにしたプロジェクトをいくつか紹介していきます。
① ベトナムで、地域密着型のゆるキャラグッズをつくりたい!
https://readyfor.jp/projects/happydanang
年間16万人の日本人観光客が訪れるベトナムの観光都市ダナンのオリジナルゆるキャラ「ダロン」のグッズを販売し、外国人観光客にお土産を、キャラ好きのベトナム人たちに地域密着型のゆるキャラを提供することを目指したプロジェクト。
② 「船橋市場だョ!全員集合2015~ご当地キャラ大集合!プロレスバトル~」応援プロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/funabashidayo2015
船橋市を代表する「ふなっしー」と、数多くの総合格闘技大会をジャッジしてきた国際派レフェリーの島田裕二さん。ともに船橋市を拠点に活動してきた1梨と1人を共演させる形で、ご当地キャラ同士が戦うプロレスバトル企画。
③「会いに行けるゆるキャラ」を作りたい!伊藤ネコ 着ぐるみ化プロジェクト!
猫の街で有名な谷中商店街にある「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」のキャラクター・伊藤ネコの着ぐるみ、パペット人形を作り、ゆるキャラとして親しんでもらおうというプロジェクト。3,192,300円の資金調達に成功。
まとめ
さて、今回は「クラウドファンディングとご当地ゆるキャラの相乗効果とは?」をテーマに、ゆるキャラとクラウドファンディングの相性、ゆるキャラグランプリ、ゆるキャラをメインにした国内クラウドファンディングプロジェクト事例について紹介しました。ゆるキャラの誕生からグッズの販売、大会への出場など、ゆるキャラが主人公となる様々な企画がクラウドファンディングを活用して実施されています。ひょっとすると、今後クラウドファンディングから生まれたゆるキャラが、全国で有名になる日が来るかも知れません。皆さんもぜひ注目してみてください。
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