クラウドファンディングの企画書を書く際に注意すべきことを解説

Contents
クラウドファンディングの企画書に必要なこと
クラウドファンディングでプロジェクトを実行する際、必ず作成しなければならないのが企画書です。プラットフォームに申請するために必要なこの企画書を書くには、一体どのようなことが必要なのでしょうか。ぜひ本記事を最後までご覧ください。
タイトル
クラウドファンディングでプロジェクトを成功させるためには、まず魅力的で支援者を引き寄せるようなタイトルでなければなりません。そのため、一目で興味を惹き、かつ分かりやすくまとまったタイトルを心がけましょう。
見出しの文字数は40文字以内をおすすめで、国内で300万円以上の資金調達に成功したプロジェクトの平均タイトル文字数は31文字で、現在、国内クラウドファンディングで最も急成長を遂げているサイト・Makuakeにて、1,000万円以上を集めたプロジェクトの平均は37.6文字でした。
プロジェクトのきっかけ
なぜプロジェクトを実行する必要があるのか、そのプロジェクトを実際にやる意味を明確化しましょう。
プロジェクトでやりたいこと
そのプロジェクトを通じて何を実現したいか、また支援者や社会にとってどのようなメリットがあるのかなどを、できるだけ詳しく説明しておく必要があります。
目標額/内訳
プロジェクトを実行する際、一体いくら必要なのか、目標額の細分化と見積もりをしっかりと作成しておく必要があります。開発費、人件費、手数料など、細かい内訳もきちんと表にしておくと分かりやすいでしょう。また、サイトによってかかる手数料は異なるため、自分がプロジェクトを実行するサイトの手数料はいくらなのかという計算が必要です。
たとえば、手数料20%のプラットフォームにて目標額を100万円に設定した場合、手元に残る額は80万円です。プロジェクトに費やすべき金額が100万円であれば、目標額は125万円に設定しなければならないため、その辺の計算もきちんと踏まえておきましょう。
リターン
最後に、支援者の心に刺さりそうなリターンの設定です。購入型クラウドファンディングの場合、魅力的なリターンを用意することで、リターン目的の支援を募ることが期待できます。いくらぐらいで用意できるのか、どのようにすればプレミア感を出せるのかなど、細部まで設定しておきましょう。金額でいうと、3,000〜5,000円のリターンが最も支援が多い金額だと言われています。
クラウドファンディングの企画書を書く際に意識すべきポイント
5W2H1Mの活用
クラウドファンディングのプロジェクトを作成するにあたって重要と言われているのが「5W2H1M」です。
- 5W→Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)
- 2H→How(どのように)、How much(いくら)
- 1M→Mission(使命)
クラウドファンディングを通じてプロジェクトを行う意味や目的などを明確にし、また共感を最も生みやすいプロジェクトのミッションを分かりやすくするためにも、5W2H1Mを使用して、しっかりとした定義を行っておくと良いでしょう。
たとえば、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんがCAMPFIREで行ったプロジェクト「キングコング西野の個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい!」を例に、5W2H1Mの表を作成してみると以下のようになります。
DEVELLOPの法則
どのようにPRすれば、強い共感生み出すことができるのかということに関して、以前PR TIMESが考案したフレームワーク「DEVELLOP」について説明します。
- D→Diversity:多様な人のあり方に寄り添ったコミュニケーションを心掛けてください。
- E→Emotional:生活者の心を揺さぶるよう感情に訴えかけましょう。
- V→Visual:視覚情報による概念やイメージをスムーズに伝えることが大事です。
- E→Empathy:生活者の反応や共感を重要視し、多くの人から共感を得ましょう。
- L→Link:社会・人々とのつながり、社会背景と関連付けたPR。
- L→Loyalty:ブランド愛やファン心理を尊重したコミュニケーションを取りましょう。
- O→Originality:「世界初」「日本限定」など、独自性をアピールすることがポイントになります。
- P→Personalize:プロジェクトが自分と関係のあることだと思ってもらえる情報を入れましょう。
まとめ
さて、今回は「クラウドファンディングの企画書を書く際に注意すべきこと」について紹介しました。
どんなプロジェクトなのか、プロジェクトの魅力は何か、目標額やリターンの細分化などを明確にし、また5W2H1M、DEVELLOPの法則などを用いて企画書を作成すると、プロジェクトを進めやすくすることができます。
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