2023.12.7

デジタルマーケティングの種類や各手法の特徴は?主要な広告などを含めて解説

デジタルマーケティングの種類や各手法の特徴は?主要な広告などを含めて解説

「デジタルマーケティング」という言葉をご存知ですか?

マーケティングという言葉は、なんとなくわかる方はいるかと思います。しかし、そこに「デジタル」が付くと、よくわからない…。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、デジタルマーケティングと言えども、リスティング広告、バナー広告など様々な種類があります。

そこで今回は、デジタルマーケティングとは何か、どういう種類のマーケティング手段があるのかについてご説明していきます。

デジタルマーケティングとは?

デジタルマーケティングとは、スマートフォンやPCをはじめとするデジタルデバイスやデジタルテクノロジーなどを活用したマーケティングのことを言います。

Webサイト閲覧履歴、スマートフォンで提供するアプリ、SNS、IoTなどからデータを収集、分析し、数値化することで顧客の求めているものをリアルタイムで把握することができます。人々の興味や関心をデータで可視化することで、的確なマーケティングを最適な形で行うことが可能です。

デジタルマーケティングはWebサイトの世界にとどまらず、デジタルで得られるあらゆるデータやタッチポイントを活用するマーケティングであり、Webマーケティングとの決定的な違いは、扱う世界の範囲が格段に広いことです。

デジタルマーケティングの種類・手法

ここからは、どのような種類があり、どのような方法で行うのかを解説していきます。

SNSマーケティング

ソーシャルメディアを利用して、自社アカウントを通じた情報発信や、直接ユーザーとのコミュニケーションを図ったり、注目を集めたりすることが主な施策として挙げられます。

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、頻繁に利用する人が多いため、企業がユーザーとの接点を増やすために、活用している施策のひとつです。SNSを活用し、自社ならではの情報や役立つコンテンツなどを提供することで、ユーザーにより親近感を持ってもらえる、共感を生み出すマーケティングが可能となるでしょう。

ソーシャルメディアの代表例としては、

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LinkedIn

などがあげられるでしょう。また、分析ツールを使うことによりさまざまなデータを取得することができます。それらの情報を元に、顧客からの反応が多い時間帯に投稿をするなど、常に戦略に改善をしていくことがSNSマーケティング成功への秘訣です。

SNSマーケティングの活用には、自社アカウントを作成して情報を発信する広告費のかからない方法と、広告費をかけてソーシャルメディア上に広告を載せる方法があります。

Eメールマーケティング

Eメールマーケティングは、メールマガジンや広告メールなどで、コンテンツや割引などのプロモーション、Webサイトへの誘導などを行う手法です。
ユーザーからのアクセスを待つ受け身型のWebサイト運用に対して、個別のアプローチを行う能動型な手法があります。

例えば、過去に商品を購入したことがあるユーザーに、Eメールで関連するおすすめ商品の情報を送り、リピートしてもらうきっかけを作ることも可能です。
最近では、LINEやショートメッセージなどのツール活用も増えています。

アプリマーケティング

アプリマーケティングとは、スマートフォンのアプリを通じて、ユーザーとコミュニケーションを図ったり、情報を収集・分析する手法です。

アプリから通知を送る「プッシュ機能」を使用することで、ユーザーにダイレクトに情報発信ができます。効果的に活用することで、継続して接点を保つことも可能です。

最近では、GPSを用いて、特定エリアのユーザーに通知を送るなど、活用の幅が広がっています。

SEOマーケティング

SEO(Search Engine Optimization)マーケティングとは、潜在顧客が情報検索をしている際に、自社のウェブサイトへ自然に顧客を呼び込むことを目的とした手法です。

検索エンジンによる検索結果ページでウェブサイトの順位を上げ、それによってお金をかけることなくトラフィックの量を増やすことを目的に、ウェブサイトを最適化します。

SEOマーケティングで大切なことは、自社の顧客層がどのようなキーワードで検索を行っているか分析し、キーワード戦略をつめることです。それにより、ネット検索でより幅広いユーザーに自社をアピールすることが可能になります。つまり、顧客が欲している情報を基に顧客をひきつけることができるのです。

動画広告

動画広告は、主に2パターンあります。

1つめは、動画共有サイト(YouTubeなど)に、動画コンテンツを投稿するものです。インストリーム方式と呼ばれ、広告料金体系はCPV課金(広告視聴単価課金)方式完全視聴単価(CPCV課金)方式(動画が最後まで視聴されない限り課金されない)があります。

2つは、テレビCM等で使用するための動画を、広告枠に表示して使用するものです。従来の純広告の枠内で画像やテキストではなく、動画広告を流します。

わざわざユーザーに広告をクリックさせることなく再生できるため、リンク先のページで見せるよりもリアルタイムに訴求することができます。
しかし、見たい動画の代わりに広告が流れるため、マイナスイメージを持たれてしまう可能性があります。最後まで広告を見てもユーザーがサイトへ飛ぶかはわからず、効果測定が難しいこともあります。

IoT活用

IoTとは、「Internet of Things」、つまり「モノのインターネット」の略です。これは、身の回りのあらゆるモノがインターネットに接続されることを意味します。

インターネット接続が、テレビやゲーム機、エアコン、スピーカー、照明などの家電にまで範囲を広げていることをイメージすると分かりやすいかもしれません。ユーザーとの接点を増やすことで、これまで把握することが難しかった行動データをより幅広く詳細に収集・分析することができます。

例えば、よく街中等に掲示されている、デジタルサイネージ(電子看板)もそのひとつです。デジタルサイネージとは、公共空間や交通機関などで、ディスプレイなどを用いて情報を発信する仕組みのことです。
デジタルサイネージは、ポスターなどの静止画像と比べダイナミックな映像による訴求力の高さが特徴です。また情報発信だけでなく、直接指で触れることができるタッチパネルなどを用いることで、ユーザーが求める情報を提供したり、意見を聞いたりといった双方向のやり取りにも活用できます。

Pay Per Click

PPC(Pay Per Click Advertising)は、基本的にはお金をかけて自社のウェブサイトに集客するという手法です。
掲載された広告がクリックされるごとに、掲載している検索エンジンを運営している会社にお金を支払うことによって、ウェブサイトへのトラフィックを増加させます。

検索結果の最上位に表示させることができるため、すぐに検索者の見える位置に表示できます。しかし、上位の広告になるためにはある程度の入札単価を設定する必要があり、小額で広告を運用していても投下した金額に見合った効果を得られないことがあります。また、クリックを多く獲得すればするほど、お金がかかります。

リスティング広告

テキストで書かれたリスト型の広告のことですが、主に検索エンジンの検索結果ページに表示する広告のことを指します。

検索キーワードに関連した広告を出すことができるため、SEOで上位表示が難しいワードでも、「広告」として上位表示が可能です。

リスティング広告は、国内ではGoogle Adwords、Yahoo!リスティングなどがあります。

自発的に検索したキーワードに対して広告を出せるため、数あるネット広告の中でもかなりニーズの濃いターゲットに対してアプローチができます。
また、入札金額と広告の品質次第ではすぐにでも表示が可能なため、SEOなどと比較すると即効性があることも魅力的です。

バナー広告

サイト内で決められた枠を一定期間買い取り、テキストや画像、動画で広告を表示するものです。露出効果を狙って掲載するため、その商品のことを知らない潜在層に対してアピールすることができます。

枠を一定期間買い取るため、一定のインプレッション(広告表示)が期待でき、まだ認知度の低い層を含め多くのユーザーにリーチすることができます。
しかし、効果のあるなしに限らず費用がかかってしまい、CPA(1件あたりの成約にかかるコスト)の改善が図りにくいことがあります。また、枠の価格が高価な場合が多く、それなりに予算を持っていないと利用するのは難しくなります。

アフィリエイト広告

ブログやWebサイト、メールマガジンなどにリンクを貼ってもらい、そのリンクを通して生じた成果(資料請求、会員登録、購入など)に応じて、リンクを貼った媒体(アフィリエイター)に広告主が報酬を支払う「成果報酬型広告」のことです。成果が発生したときのみ費用が発生するため、効率的な運用が可能です。

多くの広告では、インプレッションされると掲載費が発生しますが、アフィリエイト広告の場合はユーザーの目に触れただけでは費用は発生しません。

まとめ

今回は、デジタルマーケティングとは何か、どういう種類のマーケティング手段があるのかについて解説しました。デジタルマーケティングは、Webサイトの世界にとどまらず扱う世界の範囲が格段に広いことが特徴です。上記を参考にし、自社の事業に合ったデジタルマーケティング手法を検討されてみてはいかがでしょうか。

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