2023.11.19

地域の特産品がクラウドファンディングによって拡散した事例5選

地域の特産品がクラウドファンディングによって拡散した事例5選

これまでクラウドファンディングでは、特定の地域にフォーカスを当てたプロジェクトがいくつも実施されてきました。「地元の活性化」や「復興支援」など、さまざまな地域であらゆる種類のプロジェクトが行われていますが、そのなかでも「地域特産品」をテーマにしたプロジェクトが多数存在しています。

そこで、今回は『地域の特産品がクラウドファンディングによって拡散した事例5選』を紹介したいと思います。以下をご覧ください。

広島 黒瀬牛ファンド

https://www.securite.jp/fund/detail/952

広島県東広島市黒瀬町にある焼肉店『焼肉くろせ』は、味を知り尽くした店主が大切に育てる広島の新たなブランド牛「黒瀬牛」の飼育頭数を増加させ、1人でも多くの方に食べて頂けるよう事業の拡大に挑戦するべく、投資型プラットフォーム『セキュリテ』を通じて資金募集を実行しました。

本プロジェクトは一口金額52,850円の募集をかけ、99人のサポーターからおよそ630万円の支援金を集めました。広島県認証「安心!広島ブランド」を取得している黒瀬牛は、高い品質を評価されており、現在では「安心安全の黒瀬牛」として世に浸透しています。

「北海道の伝え方・届け方」をアップデートする!

https://faavo.jp/hokkaido/project/700

北海道との新しい関わり方を創造する会社『DKdo』は、「東京人に北海道の魅力をもっときちんと知ってもらおう」と考え、商品・食材だけでなく、北海道で生まれる土地と背景を、ストーリーとともに伝えていくために、地域特化型のクラウドファンディング『FAAVO』を通じて開始しました。

六本木で展開されている「ヒルズマルシェ」にて、「北海道の届け方をアップデートする!」をテーマに、北海道食材マルシェコーナーを開いた今回のプロジェクトでは、46人の支援者から50万円以上の支援金を集めました。実際、2015年8月22日に行われた上記のマルシェでは、都会では想像もつかないような豊かな土地で生活を送る、そんな北海道の魅力を東京人に提供していました。

豪華絢爛な総輪島塗りのキリコ製作プロジェクト

https://www.furusato-tax.jp/gcf/39

昔ながらの暮らしや伝統文化が色濃く残っている能登半島では、毎年夏に巨大な灯篭が担ぎ出される「キリコ祭り」が行われています。しかし、能登半島では過疎化と高齢化の影響により、キリコの作り手と担ぎ手が減少が危惧され、未来への継承が現在の課題です。そこで、能登半島のキリコ文化を未来へ継承するべく、ガバメントクラウドファンディング『ふるさとチョイス』で本プロジェクトを立ち上げました。

日本遺産に認定されているキリコ祭りを、世界にも発信したいと考える地元民を筆頭に、1,050万円以上の支援金を集めることに成功。さらに、リターンの中には、能登牛や加能ガニ、漆器の輪島塗など、石川県ブランドばかりが揃えられていました。プロジェクトの主題に特産品が絡んでいたわけではありませんが、リターンの中身が地元の名物だらけだったため、それらを通じて石川の魅力がさらに高まったようです。

古都、鎌倉産の純粋はちみつを味わってほしい

https://www.en-jine.com/projects/kamakura-honey

神奈川県を中心に里山で養蜂業を営む和奈創さんは、古都鎌倉の文化や自然を「はちみつ」を通して楽しみ、国内・海外の観光客の人に鎌倉の自然を味わってほしいという願いから、チケット購入型クラウドファンディング『ENjiNE』を通じて、本プロジェクトが始動しました。

映画『海街diary』にも登場した鎌倉産はちみつは、さまざまなメディアで好評を受けており、その甲斐あってか目標金額の約2倍の支援金を集めました。もともと人気が高かった鎌倉産はちみつは、今回のプロジェクトをきっかけにさらなる普及および人気の拡大につながりました。

心と身体と地球に優しいオルタナフードを普及するイベントを立ち上げたい!

https://readyfor.jp/projects/alternafoodparty

ダチョウの伝道師として活動している加藤駝鳥貴之さんは、「ダチョウの肉は、穀物がほとんどいらず、エサもとても少なくてよいこれからの時代の食糧・食肉文化を支える可能性がある」と考え、多くの方々の役に立つ可能性のあるオルタナフードを普及するイベントを開催するため、国内初のクラウドファンディング『Readyfor』を通じて、このプロジェクトを開始させました。

世間的に知られていない食材を「ゲテモノ」呼ばわりする人が多い中、本プロジェクトは80人の支援者から118万円の資金調達に成功し、2014年秋には実際に『ダチョウは人類を救う!?最高級ダチョウ肉を食べて未来の食を考えよう』というイベントが開催されました。徐々にではありますが、現在もオルタナフードは普及の一途を辿っています。

まとめ

さて、今回は『地域の特産品がクラウドファンディングによって拡散した事例5選』について紹介しました。

「地域特産品」をテーマにしたクラウドファンディングでは、舞台となる土地の魅力がフィーチャーされ、その魅力を上手く生かしたプロジェクトやリターンであれば、地元民のみならず他地域の方からも熱い支援がもらえるはずです。今後、「地域特産品」を念頭に置いたプロジェクトに着手される方は、今回の5つの事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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