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2020.8.26

5Gによって、国内の教育業界はどのように変化するのか

5Gによって、国内の教育業界はどのように変化するのか

5Gは、4Gの1000倍の「超高速」、「超低遅延」、従来の10倍以上のデバイスとの「同時・多接続」を実現し、社会のスマート化を牽引していくインフラ技術になると期待されており、様々な業界に大きな影響をもたらすと言われています。

今回は、5Gにより、国内の教育業界にどのような変化がおきているのか、具体的な企業例とともに解説していきます。

5Gの3つの特徴

5Gの特徴は3つあります。これからその特徴を解説します。

1つ目は、「超高速」です。閲覧できる動画のクオリティは格段に向上することになります。ユーザーからの動画投稿などもストレスなく行われるようになります。

2つ目は、「超低遅延」です。遠隔地の機器のリアルタイムな操作・制御を実現します。通信には、どうしてもタイムラグが発生しますが、5Gの遅延時間は1ミリ秒以下と大きな向上が見込めます。

3つ目は、「同時・多接続」です。我々の身の回りで、様々な家電製品や住宅設備をネットに接続した新たなサービスが提供されるなど、ビジネスや人々の生活を大きく変えていくことになります。いわゆる「IoT(Internet of Things)」です。

5Gにより、国内の教育業界にどのような変化がおきているのか

ここでは、5Gの3つの特徴により、国内の教育業界にどのよう変化するか解説していきます。

スマートグラスやVRゴーグルを使った授業

「教育」という普遍的なニーズから進められているのが教育コンテンツづくりでしょう。現在、タブレットや各種端末、デジタル教材を活用して授業をしている学校は増加しています。

5G時代では、タブレットや各種端末、デジタル教材が発展し、学習効果につながると思われるあらゆる素材をAR(Augmented Reality)ならびに4Kの高精細なVR(Virtual Reality)映像で再現するとともに、遠隔地の先生による解説をリアルタイムに配信できるようになります。それにより「VR」や「AR」による五感を使った体験型授業が可能になると言われています。

つまり、5Gと教育の分野においては、VR/AR/MRなどの技術を駆使した、かつてない映像体験が提供されることになると予想されます。

例えば社会科の授業で、海外の世界遺産や自然風景を、実際に現場にいるかのような臨場感で味わうことが当たり前となり、学校にコンピュータールームは、VRルームになるかもしれません。そして遠隔授業は今まで以上にスムーズに行え、地方と中央の格差がなくなると考えられています。

また、「VR」と「AR」の発展で、遠隔授業システムを使って、1人の英語教師が複数の学校で一斉に授業を展開する事が主流になるかもしれません。しかし、専門家が遠隔で講義をするより、地元の専門家(大学教授など)が現地で目の前で話をしたほうが生徒たちには響くのではないか、という意見も多いのが現状です。

大容量高速通信と高精細映像の送受信

5Gを活用することで、既存のモバイル通信では実現が困難であった大容量コンテンツの伝送が可能となります。これにより、高精細な映像を活用する学習が可能となり、学校における授業の活性化に寄与することが期待されています。しかし、わざわざ専用端末を使わなくても、事前にオンラインの高速回線でコンテンツをダウンロードすればいいという意見も多いのが現状です。また、成長期にある子どもへの電磁波の影響も懸念されています。

具体的な事例

一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー、凸版印刷株式会社、株式会社NTTドコモ

一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(以下、OCVB)、凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、沖縄県における第5世代移動通信方式(以下、5G)を用いた新たな歴史教育コンテンツ配信の実証実験(以下、本実験)を2018年12月に実施しました。

実験では、法政大学沖縄文化研究所国内研究員の上里隆史氏の監修のもと、三山時代の今帰仁城を再現した高精細な4KVRコンテンツを、5Gを用いてヘッドマウントディスプレイ(HMD)やタブレット端末などに配信することで、修学旅行で今帰仁城跡(沖縄県国頭郡)を訪れる中学生や高校生に対し、今帰仁城の歴史に関する直感的な学習体験を提供していました

また、ARコンテンツを使った史跡や出土品に関する上里氏による遠隔講義を、5Gを通じてリアルタイムにタブレット端末へ配信する実験も行ったようです。

株式会社国際電気通信基礎技術研究所とKDDI株式会社の事例

株式会社国際電気通信基礎技術研究所 、KDDI株式会社 、小金井市立前原小学校は、小学校の授業で次世代移動通信システム「5G」を活用した動画再生とファイルダウンロードを体験する学習を国内で初めて実施しました。

本実証試験では、前原小学校の体育館に28GHz帯の実験システムを用いたエリアを構築したようです。児童は5G対応のタブレットとWi-Fi対応のタブレットを用いて、それぞれの端末で同時に動画再生とファイルダウンロードを行い、5Gの特長の1つである超高速・大容量を体験する授業を行ったようです。

まとめ

今回の記事は、2020年、実用化に向けている「5G(第5世代通信)」の内容と、教育業界に与える影響と変化を具体的な事例を含めて解説しました

5Gの特徴である「超高速」、「低遅延」、「多数同時接続」によって、大容量の情報が超高速で通信可能となります。5Gによって、大容量高速通信と高精細映像の送受信が可能になり、「VR」や「AR」による五感を使った体験型授業が可能になります。

これから教育業界でビジネスを考えている方は、今回あげた例をぜひ参考にしてみてください。

 

【参考文献】

・5Gへ移行すると、教育業界はどう変わっていく?
https://www.lacicu.co.jp/archives/2744

・5Gで教育はどう変わる?
https://learningbox.online/2019/12/06/blog_educationof5g/

・5Gと未来教育
https://nudge-nihongo.com/five-g/

・5G(第5世代移動通信システム)リスク情報室
https://www.goojii.info/page-33/page-466/

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