2023.11.18

クラウドファンディングを活用したアイドル関連プロジェクト事例

クラウドファンディングを活用したアイドル関連プロジェクト事例

今回はクラウドファンディングを活用したアイドル関連プロジェクト事例について考察していきます。

一般的には公募オーディションにより集められたメンバーが芸能プロダクションに所属し、事務所とレコードレーベルの運営のもと活動を行っていくというのがアイドルのスタイルですが、実は近年クラウドファンディングを活用したアイドル事業も存在しているのです。いくつか例を見ていきましょう。

クラウドファンディングを活用したアイドル事例|Bottom Up!


<概要>
:”girls be”とは、アイドルの夢応援プロジェクトおよびアイドル専門のクラウドファンディングサービスで、アイドルたちが叶えたい夢や希望を、応援してくれるファンがクラウドファンディングを通じて支援していくものです。
『わたしたちの夢が叶う時間-とき-』をコンセプトに持つ”girls be”は、2016年1月からサービスを開始しました。また同時期より、アイドルたちの素顔に迫る同名のトーク番組も放送されています。

<事例>:2015年11月にデビューした”ACT LIVE”所属の”Bottom Up!”は、都内のライブハウスを中心に活動している5人組の女性アイドルグループです。新人ということもあり、知名度はまだまだ低く、メディア露出を積極的に行っていくために、クラウドファンディングを活用してミュージックビデオを撮影するプロジェクトを立ち上げました。ファンは1,000円から出資支援をスタートでき、リターンとして完成試写会やミニライブへの招待、実際にそのミュージックビデオにエキストラとして出演できるなど、アイドルと近づけるチャンスがファンにある喜ばしいものばかりでした。結果、出資金は目標金額の60万を上回り、プロジェクトとして成功することができたのです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000012561.html

クラウドファンディングを活用したアイドル事例|福岡のアイドルグループ”HR”

<概要>:”Pigoo Factory”は、写真集の出版、ソロライブの決行、番組制作など、様々なアイドルの夢を叶えるクラウドファンディングサイトで、『ファンの力で日本のアイドルを世界へ!』をコンセプトにしています。

<事例>:”HR”は「博多を再起動する」(Hakata Reboot)の意味からなる福岡を拠点に活動を行う女性アイドルグループです。博多どんたくで募金活動や児童養護施設へ訪問するなど、『アイドル』の枠組みに捉われず、社会的活動も行っています。そんな彼女たちは「冠番組を制作したい」という自らの夢を達成させるため、クラウドファンディングを活用し資金調達を開始しました。50万円の目標額を越える85万の出資額が集まり、実際に2016年1月から隔週で3か月間、スカパー!のアイドル専門チャンネル”Piagoo”にて、HRの冠番組『HRのアイドルすくぅ~る』が放送されました。

https://factory.pigoo.jp/projects/view/4

クラウドファンディングを活用したアイドル事例|ノーメイクス

<概要>:映画監督の井口昇が、2015年に演技派「女優」アイドルグループ”ノーメイクス”の主演映画を撮るプロジェクトを始動しました。もともと、井口監督による「映画で活躍するアイドルを復活させたい」という想いからスタートしたものであり、2014年の夏から「アイドル映画夢工場」と題したオーディションをニコニコ生放送で施行し、個性的な5人の女の子を選出しました。その5人が”ノーメイクス”としてデビューを飾る主演映画に出演するというのが本プロジェクトの概略です。

<結末>:当初目標額は50万と設定しており、早い段階でそれをクリアしたため、第二の目標金額として100万に設定しなおしました。それに伴いプロジェクト自体にはさらにお金がかけられるようになり、ファンが見たいと思うシーンの追加や、リターン報酬の中身をより豪華なものにするなど、変更が施されていました。映画は『キネマ純情』というタイトルで2016年3月に公開され、ファンだけでなく中川翔子や大槻ケンジら著名人にも好評ということです。

https://togetter.com/li/947635
https://www.makuake.com/project/no-makes/

クラウドファンディングを活用したアイドル事例|杉本有美

女優、モデル、歌手、グラビアとさまざまなジャンルで活躍しているタレントの杉本有美さん。2015年に杉本さんのセルフプロデュースによるDVDを制作するためのプロジェクトが実施されました。170名以上の支援者から、当初の目標金額350万円を大きく上回る567万円を集めることができ、見事プロジェクトを成功へ導いたのです。

これまで計7枚のイメージビデオ(DVD)をリリースしてきた杉本さんですが、さらなる自身の内面をファンの方々に伝えられるようなDVDを作りたいという想いから本プロジェクトを始動。また、このプロジェクトではDVDの制作に加え、「ファンの皆様との撮影ツアー」というもう一つの夢も込められており、自身の芸能活動の原点でもあるグアムにて、ファンの方々と一緒にバーベキューをしたり撮影の見学をしてもらったり、ファンとの交流をさらに深める楽しいイベントを開催しました。このグアムツアーは25万円以上の出資者に限られていますが、そこに参加できない支援者でも「プレミア試写会のご招待」や「DVD手渡し会プラン」など、ファンにはたまらないリターンを受けることができます。

杉本有美 DVD制作プロジェクト in Guam
初のセルフプロデュースによる作品を、ファンのみんなと作りたい!

クラウドファンディングを活用したアイドル事例|3人組のガールズユニット “callme”

2015年にメジャーデビューした3人組のガールズユニット・callmeが、20歳を迎えた記念の年(2016年)にメモリアルとして今しかない姿を作品に残したいと考え、昨年の12月にクラウドファンディングサイト『GREEN FUNDING』を通じて”写真集”制作プロジェクトを実施しました。

沖縄でのオフショットや水着姿など、今までにないcallmeの魅力が詰まった写真集を望むファンは多く、2016年12月14日21:00より資金募集が開始された本プロジェクトは、スタートから30分後の時点で目標金額の100万円を上回り、さらに22:34の段階ですでに156万円が集まりました。プロジェクト開始初日で156%の達成という前例がないほどの業績。7週間後の締め切りの時点では420万円もの資金調達に成功しました。

callme、20歳の今しかない姿を作品として残したい!
“初”写真集制作プロジェクト

まとめ

今回はアイドルクラウドファンディングを活用したアイドル関連プロジェクト事例について紹介しました。
アイドルブームと言われているほど昨今はアイドルの数が多いため、なかなか芽が出ず名前を売るだけでやっとの子たちが多いはずです。厳しい芸能界で活躍を遂げるために、クラウドファンディングを活用し自分たちを応援してくれるファンを掴んで人気度と認知度を上げていくというのもひとつの手なのかもしれません。

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