2023.11.21

カフェや飲食店を開業して繁盛させるために効果的なPR方法とは?

カフェや飲食店を開業して繁盛させるために効果的なPR方法とは?

カフェや飲食店を開業して繁盛させるには一体どのようなPR方法が効果的なのでしょうか。早速見ていきましょう。

プレスリリース配信

おしゃれなカフェや美味しいレストランなどは、今やスマホで探す方がほとんどでしょう。そんな時代だからこそ活用されやすいのは、やはりグルメサイトです。とりわけ人気の高い「食べログ」と「ぐるなび」に掲載すると、お客さんが増えやすいと言われています。

「食べログ」も「ぐるなび」もお客さんの口コミや写真などが掲載されるため、好意的な感想であればお店の好感度が高まります。お店のWebサイトがある場合は「食べログ」、逆にWebサイトがない場合は「ぐるなび」の利用がおすすめです。掲載料も「食べログ」と、「ぐるなび」で異なるため、その点にも注意しながら掲載しましょう。

https://www.gnavi.co.jp/
https://tabelog.com/

チラシ・広報誌の利用

お店の情報が掲載されているチラシの配布は、開店時やイベント時には効果的です。お客さんのターゲットが明確であればあるほど、特定の客層だけに配布するだけなので無駄がありません。ただ、安売りしていると思われると返って逆効果を生む可能性があるため、街頭で配るよりも、ポスティングや美容室に置いてもらうなどの方が良いでしょう。

地域の広報誌を使う際には、フリーペーパーを上手に利用しましょう。地域限定のお客さんには特に効果的ですし、カフェであれば自分の住む近くにお気に入りのカフェがある構図は好感度が一気にアップします。住んでいる地域にカフェがあることを周知してもらうのに広報誌への掲載はとても効果的なので、魅力的な写真とともにメニューなどものせ、できればクーポンもつけておきましょう。スマホが主要な時代ですが、チラシや広報誌での宣伝も来客数を増やすのにはもってこいの手法です。

お店の動画を使ったPR

Webサイトというのは文字のみか、写真付きか、動画込みかによって、見る人の興味に差ができます。アメリカのクラウドファンディングサイト・Kickstarterによると、紹介動画のあるプロジェクトはないものよりも20%成功率が高いそうで、それはクラウドファンディングのみならず他のWebサイトでも同じです。

分かりやすく見やすい飲食店やカフェの紹介動画をお店のホームページなどに入れておくと、お客さんもお店のイメージがより良く掴めるため、おすすめです。競合店舗との差別化を図るためにも、ライバルのお店のPR動画がどういったものなのかを調べておくと良いでしょう。

SNSを活用した集客方法

10代20代の若者を中心にSNSの利用率が格段に上がっている昨今。LINEやFacebook、Twitterなどをはじめ、SNSアカウントを持っている人は多くいます。SNSは無料で簡単に行えるので、積極的に活用して集客をしていきましょう。では、各SNSサイトに特化した集客方法について、Facebook、Twitter、Instagramの順で紹介していきます。

Facebook

駆け出しの小規模な飲食店やカフェの場合、自社のWebサイトを持っていないお店が多いかと思われます。各SNSの中で最も情報量を多く載せられるのがFacebookであるため、お店のWebサイトの代替ページとして活用することができます。お店でイベントを開催したり新商品を販売したりする場合にも、イベントや新メニューの詳細を載せることができるので、お店への親近感が生まれることへとつながります。

また、Facebookは他のSNSよりもご年配のユーザーが多いため、若者のみをターゲットに求めていない飲食店やカフェなどであれば、Facebookを使った積極的なPRも行ってみてください。

Twitter

SNSの中で最も手軽にできるのがTwitterです。Facebookは投稿する情報量が多い分、週1での投稿が主流ですが、Twitterは1日数回の投稿を行える気軽さがあります。ツイート内容によってお店のキャラクターも把握できるため、フランクな雰囲気でツイートするとユーザーとの距離が近くなります。

また、他のサイトと違うのが”拡散力”です。Twitterは、共通の趣味の人とつながりやすいソーシャルメディアなので、ピンポイントな趣味を持った人に向けて情報を発信することで、ニーズにあった集客をすることも可能となります。誰かれ構わず拡散するのではなく、ニーズに適したお客さんを呼び込むことができるのはTwitterならではの特徴です。しかし一方で、悪い情報や誤報なども同じくらい拡散されてしまうというデメリットもあります。

Instagram

カフェや飲食店での集客において、現在最もおすすめなのがInstagramです。Instagramは写真や動画を投稿できるサービスで、国内の利用者数は2,000万人以上。そんなInstagramは、画像とひとことコメントでの投稿ができ、いいね!をもらいやすく、さらにフォロワーを獲得しやすいというメリットがあります。

“インスタ映え”という言葉が流行っているように、魅力的なデザートやコーヒーの写真とコメントをのせるだけで事足りるのが特徴的。たとえば、カフェのココアの写真をアップして「甘すぎずスッキリした味わいです」といったコメントを載せれば、ココア好きの人はもちろん、甘いのが得意じゃない人も注目するでしょう。また、ハッシュタグを使って投稿すると、自分のフォロワー以外のユーザーにも投稿を見せることができるので、アップする写真のメニュー名やお店の名前などをハッシュタグでまとめておくと、多くの方が閲覧してくれます。

もちろん魅力的に感じる写真にしかいいね!はしてくれないでしょうし、雑な写真であれば来客数も増えない可能性もあるので、多少は写真の撮影技術も必要でしょう。

異業種とのコラボレーション

店舗を活用し、異業種のさまざまな企業や団体とイベントを実施するコラボレーション。家賃など固定費は営業時間外でも発生するため、いかにその時間を活用して店舗の稼働率を上げるかがカギとなってきます。イベントのコラボレーションを通じて、空き時間の活用、収益の拡大、認知度のアップ、メディアへの掲載などがメリットとして生まれ、こうしたコラボレーションにより、来店促進の面で費用対効果の良い販促が図れます。

KURAND SAKE MARKET

https://www.makuake.com/project/kurandsakemarket/

クラウドファンディングサイト・Makuakeを通じて開業した「KURAND SAKE MARKET」(以下、KURAND)は、お酒専門店なのでランチ営業は行っておらず、お店は17時からオープンしていますが、土日祝は営業前の12時〜16時にイベントを開催しています。たとえば、イオングループの株式会社ツヴァイと共同で「出雲縁結びポケット人生ゲーム」を活用した日本酒女子会を開催したり、おやつカンパニーとのタイアップイベントでベビースターコラボ企画が実施されています。

これらのイベントを通じて、KURANDとコラボ相手の企業双方のサービスを認知してもらうことができ、上記の株式会社ツヴァイとのコラボを例にあげると、KURANDは”都内の日本酒好きな層”、ツヴァイは”都内の結婚志望のある層”にリーチすることが可能です。また、こうした異業種とのコラボレーションを積極的に企画しプレスリリースを戦略的に打つことで、多くのメディアサイトに掲載してもらえるチャンスがあります。実際、Holiday Jack株式会社とのコラボレーションイベント「珍美酒フェスティバル」では、珍肉と日本酒というユニークな組み合わせにより、多くのインターネットメディアから取り上げられていました。

店舗外のコラボレーション

KURANDOの事例は店舗を活用したコラボレーションでしたが、どうしてもネックとなるのが店舗という限られた狭い場所で実施するという点であり、面積の狭い場所だと認知の面でも限界があるようです。そんな中、店舗外においてコラボレーションを実施しているイベントもあるようで、地域団体や地方自治体とのコラボにより、さらに多くの方にブランドを認知してもらえるという利点が生まれます。

SHIBUYA SAKE FESTIVAL

http://kurand.jp/event/shibuya-sake-festival-2017/

KURANDが渋谷区と共同で開催している「SHIBUYA SAKE FESTIVAL」は、2014年から毎年渋谷区の公園で実施されているイベントです。100種類以上の日本酒を2日間で楽しめる渋谷最大級の日本酒イベントで、過去累計10,000人以上の方々が来場しています。

イベント当日は、KURANDの提携先蔵元16社と、系列の梅酒・果実酒専門店「シュガーマーケット」の提携先蔵元2社、総勢18社の日本酒・梅酒・果実酒の飲み放題が行われ、会場には全国各地の蔵元が提供する日本酒と、秋限定酒のひやおろしや、KURANDのオリジナル日本酒などが集結。このイベントでしか飲めないものを豊富に揃えているため、毎年話題と人気を呼んでいます。

リピーターを増やす方法

新規のお客さんを掴むことももちろん大切ですが、固定のファンを獲得することも大事です。

リピーターを増やす=また行きたいと思われるお店作りなので、それを念頭にした工夫を心がけましょう。お店の外観・内観、メニュー、味、価格、サービスなど、お店を構成する要素は数多くあります。しかし、いずれも万人受けするものというのはかなり難しいため、まずは”レア感”を設けてみてはいかがでしょうか。この店でしか味わえないコーヒー、この店でしか体感できないサービス、店長が面白い人など、個性強いオリジナルを1つ2つ入れるだけで、お店が一気に繁盛する可能性があります。あれがあるからもう一度行こうと思ってもらえるようなお店作りをぜひ試してみてください。

まとめ

さて、今回は「カフェや飲食店を開業して繁盛させるために効果的なPR方法とは」について紹介しました。紙媒体やSNS、コラボイベントなど、さまざまなPR方法があります。いずれもまずはお店の名前を知ってもらうことから始めましょう。

これからカフェや飲食店の経営を考えている方、経営がなかなか上手くいっていないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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