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2018.8.17

シリコンバレーでスタートアップが育つ要因とは?

アメリカ合衆国の西海岸に位置するシリコンバレー。現存する世界的なインターネット関連企業を多数輩出した街であり、IT企業の一大拠点として知られています。

では、そんなシリコンバレーから様々な企業が生まれる理由とは一体何なのでしょうか?そこで今回は「シリコンバレーでスタートアップが育つ要因」について考察していきます。

シリコンバレーとは?

シリコンバレー(英: Silicon Valley)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部のサンフランシスコ・ベイエリア南部に位置しているサンタクララバレーおよびその周辺地域の総称です。特定の一箇所を公的に指す地名ではなく、ある程度広範囲な地域一帯の通称として使用されています。

Apple、Intel、Google、Yahoo!、Facebook、アドビシステムズなど、世界規模で活躍しているインターネット関連企業が多数本社を構えていることに加え、成長が期待されているスタートアップが集まっており、大学やベンチャーキャピタル(以下VC)などと共創する仕組みが発展していることから、世界中から巨額投資されているのも特徴の一つです。

現在では、アメリカのみならず世界中から起業家たちが集まり、次々と新しい企業が誕生するIT産業の一大聖地となっています。日本でも日本版シリコンバレーを目指し、全国各地でシリコンバレーを模倣したIT企業聖地を作る動きが伺えます。

シリコンバレーが強い理由

では、なぜシリコンバレーは多くの一流企業を生み出す場となっているのでしょうか。

多様性を認める文化

まず、シリコンバレーには他の地域にはない独特な文化があります。シリコンバレーは世界中の優秀な層の人たちが集まっていることで有名で、そうした中で競争に生き残ることは非常に難しいですが、最後まで残ることが出来た企業やサービスは、世界にかなりのインパクトを与えられる存在になります。

加えて、世界中から人々が集まっていることから”多様性を認める”文化でもあるため、外国人にとって非常に住みやすい環境とも言われています。

優秀な人材が多い

シリコンバレーは、街全体がスタートアップの気運に包まれており、常にヒットするかどうかよりも、何でもやってみよう!というチャレンジ精神旺盛な企業家がたくさん集まっており、またそれを支援するエンジェル投資家(創業間もない企業に対し資金を供給する富裕な個人)が集まっているという好環境となっています。

また、ITに特化した優秀な人材が多く集まっていることも魅力です。イノベーションアイデアがあってもそれを実践できるスタッフがいなければスタートアップは叶いません。シリコンバレーには優秀な人間が集まっているため、その分スタートアップが容易であると言えます。

失敗を恐れなくていい

シリコンバレーは失敗を恐れず果敢にチャレンジしていく文化が浸透しており、失敗を次のビジネスに行かせるため、優秀な人材が次々と新しいチャレンジをしていき、世界を変えるようなイノベーションを興し続けています。

シリコンバレーのエコシステム

シリコンバレーのエコシステムは、もともとスタンフォード大学の学生が、大学での研究をビジネスに応用したことから形成されたと言われており、現在は大学での研究を応用しビジネスにするためのインキュベーターや起業をサポートするVC、法律家などが、シリコンバレーに集まっています。

シリコンバレーのエコシステムは以下6つの要素で構成されています。

  1. 大企業(Big Companies)
  2. 大学(Universities)
  3. 投資家(Funding Organizations)
  4. サービスプロバイダー(Service Provider)
  5. 研究機関(Research Organizations)
  6. サポート機関(Support Organizations)

大企業

先述の通り、シリコンバレーには世界的な大企業が多数あります。Apple、Google、Yahoo!、Facebookなど、言わずと知れた一流企業ばかりです。これから成長するであろうと期待されているスタートアップも多く集まっている中、大企業の存在はスタートアップ企業にとってのモチベーションアップのためとも言えます。

大学

シリコンバレーには、スタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校など、全米きっての優秀な大学が揃っています。単に優秀というだけでなく、既成概念にとらわれない多種多様な人々で、多くのスタートアップを作っています。

投資家

スタートアップを支えているのは投資家です。エンジェル投資家やVCなどが、これからを期待できる企業に対し出資していきます。プロダクト開発自体にもお金はかかりますが、価値のあるプロダクトを人々に届けることにも巨額なマーケティング費用がかかります。新事業や新商品を開発し、リリースするまでのプロセスにまつわる費用を、投資家たちがサポートしてくれる仕組みです。

サービスプロバイダー

シリコンバレーにおけるサービスプロバイダーは、スタートアップのファイナンスや税制をサポートする会計事務所のことを指し、エコシステムの中でも大きな役割を担っています。日本人がスタートアップする場合には、移民法の弁護士なども必要となってくると思われますし、企業から派遣されている場合は、日本のこともよくわかる弁護士でないと務まらなさそうです。

研究機関

研究機関は、大企業や大学に支えられているところが多く、軍隊の基金が入っているところなんかもあります。バイオ分野やイノベーションを必要とする分野は、こうした研究機関の発見をもとに、商業ベースにのせるということも行われています。

サポート機関

サポート機関は基本的にスタートアップを支援および発展させることを目的にしている団体です。インキュベーター、アクセラレーター、コワーキングスペースなどが代表的な例であり、最近ではYコンビネータLLCのように、VCとサポート機関を併せたような団体もあります。

まとめ

世界中から優秀な人々が集まり、次々と新しい企業が誕生していくシリコンバレー。最近では各国でIT産業の突出した集積地に「〇〇のシリコンバレー」や「シリコン〇〇」といった異名が付けられており、中国、イスラエル、フィンランド、ベトナムなど、各地でスタートアップ企業が集まる”シリコンバレー化”が見られます。

日本でもこれまで約20都市において、シリコンバレーに似た試みが行われています。今後は表面的な模倣だけでなく、仕組みや制度を含めて支援する、本物のシリコンバレー同様のものへと発展していくことに期待が寄せられています。

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