主要各国のクラウドファンディングサイト一覧まとめ

今回は主要各国のクラウドファンディングサイト一覧について考察していきます。
ここ数年の間で国内におけるクラウドファンディングの知名度並びに活用率は急上昇しており、市場規模も拡大の一途を辿るばかりです。しかし、海外のクラウドファンディングと比較すると、日本はまだまだ発展途上の段階にあり、アメリカやイギリスといった大国ほどの膨大さは見られないのが現状です。
では、日本以外の主要各国のクラウドファンディングサイトはどのようなものがあるのでしょうか。アメリカ、イギリス、中国の代表的サイトについて、以下をご覧ください。
Kickstarter
今日において世界最大規模のクラウドファンディングサイトと言われているのがKickstarterです。アメリカのニューヨークを拠点に置き、2009年からサービスを開始しているKickstarterは、音楽や映画などのエンタメ系や、ガジェットやゲーム、食関連など、多種多様なジャンルを幅広く扱っています。
“世界最大規模”と呼ばれる理由は、Kickstarterを介して行われる各プロジェクトの壮大さです。開発される新製品のクオリティ、膨大な支援者の数、成功までの感動的なプロセスなどがありますが、なんといってもプロジェクト達成に向け集まった「支援総額」に注目が集まっています。
たとえば2015年に開発されたスマートウォッチのPebble Timeは、20,338,986ドル(およそ22億円)の資金調達に成功を収めるなど、他のクラウドファンディングではあり得ないほどの規模を誇っており、これはKickstarterの中だけでなく、クラウドファンディング全体を通じて歴代1位の支援総額を募る結果となりました。
JustGiving
2001年からイギリスでサービスを始めたJustGivingは、世界最大の投資型クラウドファンディングのプラットフォームとして知られています。これまで160ヵ国以上の人々を支援しており、42億ドル(およそ4570億円)の累計支援額を集めているJustGivingは、現在では2400万人のサポーターがチャリティーに参加するほどの規模を誇っています。
JustGivingは誰もがチャリティプロジェクトを立ち上げることができ、大勢の人々が気軽に寄付に参加できます。寄付をしたいチャレンジャーと、その気持ちを応援をしたいサポーターをいつでもつなぎ合わせることが出来るのが、JustGivingの特徴とも言えます。
2010年から国内では日本初のチャリティプロジェクト・JustGivignJapanの運営がスタートしました。名前から分かる通り、これはイギリスのJustGivingのアイデアを模倣したサイトであり、今日では日本最大級のファンドレイジングサイトとして運営されています。
Demohour
2011年に発足した中国のクラウドファンディングサイトのDemohourは、上記アメリカのKickstarterの中国版と言われており、近年急成長を遂げています。
Demohourの特徴と言えば、画期的かつユーモアあふれる製品を次々と生み出しているところです。たとえばユーザーがどれくらいの頻度でどれくらいの量の水を飲んでいるか計れるCuptimeや、遠距離カップルを対象に開発されたLinkcubeというセックストイ、古いガジェットをコントロールできる新型ガジェットのNetseed Smart Lifeなど、滑稽でチャレンジャーな製品が多く揃っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は主要各国のクラウドファンディングサイトについて、アメリカのKickstarter、イギリスのJustGiving、中国のDemohourの3つの例を紹介しました。
最近では、国内のクラウドファンディングサイトでも累計支援総額が30億円を上回るほどの実績を誇っていますが、冒頭でも述べた通りアメリカやイギリスなどと比べると、まだまだ規模は小さいままです。
今後日本国内でもクラウドファンディングが、さらなる成長を遂げていくことに、大いなる期待が寄せられています。
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