投資型クラウドファンディングとは?メリットやデメリット・注意点を徹底解説
クラウドファンディングは大まかに、投資型と非投資型の2種類に分けられています。その中でもさらに分類はされていますが、決定的な違いとして挙げられるのは、投資型クラウドファンディングは”お金が発生するリターン”を伴っており、非投資型クラウドファンディングは”お金が発生しないリターン”を伴っているという点です。国内では主に後者の投資型が活用されていますが、2015年に改正金融商品取引法が成立した影響により、前者の投資型も活用される機会が多くなっています。
では、この「投資型クラウドファンディング」とは一体どのようなものなのでしょうか。今回は『投資型クラウドファンディングとは?メリットや注意点まとめ』について考察していきます。
Contents
投資型クラウドファンディングとは?
まず、投資型クラウドファンディングは3つに分類されています。
融資型
融資型クラウドファンディングは、資金を必要としている個人や企業に対し、投資家がクラウドファンディングの運営事業者を介して、少額の貸与を行うサービスです。国内のクラウドファンディングではさほど知名度はありませんが、世界のクラウドファンディング市場では、融資型が最もシェア率が高いです。
株式型
株式型クラウドファンディングは、ベンチャー企業の非上場株式に投資を行うものです。2015年の改正金融商品取引法の影響から、インターネット上で未上場の株式も購入できるようになったため、現在注目を集めています。
ファンド型
ファンド型クラウドファンディングは、匿名組合を通じて支援したいプロジェクトに投資することが可能なタイプです。また金利的リターンに加え、購入型にある物品やサービスのリターンも貰うことができます。
投資型クラウドファンディングのメリット
融資型、株式型、ファンド型と、投資型のなかにも3つの種類があることが分かった上で、つぎに投資型クラウドファンディングのメリットについて見てみましょう。以下をご覧ください。
少額からの投資が可能
まず、投資型クラウドファンディングの特徴とも言えますが、少額からの投資が可能という部分です。”投資”という言葉を聞くと、ある程度のお金が必要なのではと考える方も多いでしょうが、投資型クラウドファンディングでは最低1万円からの投資ができるため、初めてクラウドファンディングに触れる方でも気軽に資金提供が行えます。
利回りが高い
つぎに、利回りが高いこともメリットのひとつです。日本銀行のマイナス金利の影響から、今日の銀行の定期預金の金利は0.01%と非常に低い数値となっています。しかし、投資型クラウドファンディングの利回りは5%〜10%と高く設定されています。
投資が簡単
さらに、投資型クラウドファンディングには投資が簡単というメリットがあります。たとえば、株やFXなどを行うと市場の様子を逐一チェックする必要があり、仕事の合間でも目が離せないなんてことがあったりします。しかし、投資型クラウドファンディングは、一度投資すれば後は収益が入ってくるのを待つだけなので、簡単に投資を行うことが可能です。
投資型クラウドファンディングの注意点
最後に、投資型クラウドファンディングの注意点について紹介します。
手数料
まず、他のクラウドファンディングでも生じる手数料に関してです。先に述べた通り、投資型クラウドファンディングの利回りは高いことが特徴ですが、その全てが収益として入ってくるわけではなく、運営会社に手数料を払わなければならないため、およそ0.5%〜3%の手数料がかかることを前提に投資を行ってください。
投資できない可能性
つぎに、投資できない可能性についてです。投資型クラウドファンディングの着手はいたってシンプルで、誰でも好きな案件に投資することができます。しかし、人気の案件であれば募集が殺到して投資が不可能となる場合もあるため、必ずしも希望通りの投資ができるといった保証はないです。実際、過去に資金調達開始から1分後に募集を終了した案件もありました。
まとめ
いかがでしたか。今回は『投資型クラウドファンディングとは?メリットや注意点まとめ』について紹介しました。
冒頭でも述べた通り、2015年に改正金融商品取引法が成立した影響により、最近では投資型クラウドファンディングの活用率が増えています。今後ますます投資型の認知度および人気度が拡大していくこと間違いないでしょう。
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