With/Afterコロナの成長分野【教育分野】
昨今、世界ではコロナの影響を受けて未曾有の事態に陥っています。感染者が増えることで社会不安が増したり、外出自粛による消費活動の偏りにより経済も停滞している現状があります。
しかし、そのような危機だからこそ、これまでになかった需要が生まれ、イノベーションが起こりやすいとも言えるでしょう。
今回は、コロナによって引き起こされた教育分野での変化をご説明した上で、教育分野においてどのようなサービスが好調か解説していきます。
Contents
コロナによる教育分野での変化
教育分野でインパクトの大きい変化の1つとして、ICT技術を使った「教育のオンライン化」が挙げられます。三つの密を避けるため、学校は一時休校となりましたが、現在では少しずつ登校が再開され始めています。しかし、オフラインで授業を受けるという形から長い間全く変化をしてこなかった学校教育学校教育において、オンライン化が進むことによる影響は今後少なからずあることと思われます。
また、大人への教育にも大きな影響が考えられます。今まで都心でしか開かれなかったスキル講習や職業訓練がネットで受けられるようになってきています。
以前とは状況が劇的に変化している中で、教育分野において以下のような社会課題の解決が早まることが考えられます。
教育格差の解消
学校の授業も大人への教育も、オンラインで受けられるようになれば、受けられる教育に制限がなくなり、住んでいる場所が関係なくなります。従来は優秀な教師・講師は人の多い地域に集中していて、地方にいるだけで情報格差が生まれていた状況がありました。例えば、オンライン化が進み物理的距離が解消されることで、地方在住でも東京の学校に入学し、オンラインで授業を受けることが可能になります。
また、不景気で生活コストを下げたい人々が増えたり、コロナの感染リスクを避けるため過密地域から地方に居住する人々が増えたりすることで、生活コストや人口密度が低い地方に移住する人々が増え、地域がますます活性化し、地域間の教育格差も減っていくことと思われます。
過密地域を避けて地方に居住する人々や、不景気で生活コストを下げたい人々が増えることも相まって、地域がますます活性化され、地域間の教育格差も減っていくでしょう。
時間の縛りの解消
学校や講座では、1コマあたりの時間が決まっていて、学ぶ側も教える側もその間拘束されざるを得ませんでした。
しかし、オンライン教育では移動時間や準備時間が減り、時間に縛られずらくなります。リアルタイムでしか視聴できないものもありますが、録画機能により、自分の好きな時間に見ることも可能だからです。
教育分野へのICTの普及により、人々は場所の束縛だけでなく、時間の束縛からも解放され始めています。
これらの社会課題の解決に向けて動き始めている今、教育分野とITをかけあわせた様々なサービスが人気を博しています。
コロナ禍で注目サービス3選
では、コロナ禍で注目を浴びているサービスを解説していきます。
アルクテラス社「Clear」
https://www.clearnotebooks.com/
他の生徒とノートを共有できるというサービスになります。
学生同士が主体的に学び合い、教わるだけでなく、教える楽しさをも体験することができます。オンラインでは人との繋がりが薄くなってしまいがちですが、他の生徒とコミュニケーションをとることでモチベーションの維持を図ることができます。
NPO法人eboard「eboard」
こちらのサービスは、毎日更新される時間割や教材をもとにして勉強ができるwebサービスです。
オンラインでの学びは子どもの集中力を持続させることが課題になってきます。こちらのサービスではルーティンワークではなくダイナミックに時間割を組み変えることで勉強の「飽き」を感じさせない工夫がなされています。
イマジニア「10MTVオピニオン」
大人向けのコンテンツとなりますが、大学の教授や有名作家といった有識者による動画配信サービスです。
通常では受けることのできないような、知的でレベルの高い動画を見ることができます。
チャンスに溢れた教育分野×オンライン
教育分野では、様々なサービスが生まれているにせよ、まだまだオンライン化に関しては発展途上な業界でもあります。上記のようなサービスに触れることで、どのような形で新サービスが考えられるか、発想してみてはいかがでしょうか。
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