プロレスで日本に元気を!クラウドファンディングで話題になったプロレスプロジェクト5選

「プ女子」(プロレス女子)という言葉が浸透しているように、ここ数年の間でプロレスは女性にも人気のスポーツとなっています。また、作家の西加奈子さんや女優の二階堂ふみさんなど、プロレス好きと公言する女性芸能人も増えているようです。そんなプロレス人気に相まって、プロレスをテーマにしたクラウドファンディングが話題を集めています。一体どのようなプロジェクトがあるのでしょうか。今回は「クラウドファンディングで話題になったプロレスプロジェクト5選」について紹介していきます。
Contents
ご当地キャラ大集合!プロレスバトル応援プロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/funabashidayo2015
- 実施サイト: MotionGallery
- 支援者: 525名
- 調達額: 2,062,850円
2015年10月11日に船橋地方卸売市場で開催した、ふなっしーをはじめとする全国各地のご当地キャラが大集合するイベントについて、リングサイド観戦券や非売品グッズを提供することで支援を募るプロジェクトが、MotionGalleryにて実施されました。船橋市を代表する存在のふなっしーと、数多くの総合格闘技大会をジャッジしてきた国際派レフェリーの島田裕二さん。ともに船橋市を拠点に活動してきた1梨と1人を共演させる形で、ご当地キャラ同士のプロレスバトル企画です。
同イベントは、朝から激しい雨の厳しいスタートとなりましたが、予定通り無事行なわれ、2万5,000人を超える来場者が集い、大盛り上がりとなりました。また、同日参加したご当地キャラは、ふなっしーのような有名キャラクターばかりではありませんでしたが、ちょうせい豆乳くんや、みっころなど、このイベントをきに名を広めたキャラクターも多かったようです。
糸魚川大災復興!観戦無料のプロレスイベントを開催したい!
https://faavo.jp/niigata/project/1956
- 実施サイト: FAAVO
- 支援者: 104名
- 調達額: 1,301,000円
糸魚川大規模火災は2016年12月22日に発生、糸魚川駅北側から南北方向に大きく広がり、焼損面積は33,000㎡となり、国の災害救助法が適用されるほどの災害となりました。それに伴い、糸魚川市復興を目指し、現地糸魚川市での無料プロレス興行を開催することで、地元の方々へ生のプロレスを体感してもらい、元気や勇気を届ける「観戦無料のプロレスイベント」を開催するプロジェクトが、FAAVO新潟にて立ち上げられました。
本プロジェクトは目標額の100万円を上回る130万円の資金調達に成功。2017年7月29日、「糸魚川大災復興チャリティープロレスin糸魚川おまんた祭」として、糸魚川駅前海望公園展望駐車場にて、新潟プロレス×大日本プロレスのマッチが開催されました。当日は、立ち見の観客が出るほど大盛況を博したそうです。
目の前がプロレス会場!?非日常なローカル線列車に乗車せよ!!
https://readyfor.jp/projects/7390
- 実施サイト: Readyfor
- 支援者: 71名
- 調達額: 1,822,000円
2015年7月4日に開催された第1回「ローカル線プロレス」。史上初の走行中の鉄道車両内プロレスは、山形県長井市と近隣市町村の有志と実行委員会を結成し実現させ、50席限定の座席数を乗車希望者がはるかに上回り、大盛り上がりとなったようです。翌2016年に第2回の開催を企画しましたが、前年より一車両追加しているため列車のレンタル費や、多数のレスラー出場のためギャランティなどトータル168万円が必要となり、人気企画を無事実行するため、Readyforにて支援を呼びかけました。
プロレス好き、地元の有志たちの協力のおかげで、本プロジェクトは無事目標額を上回ることに成功。2016年10月29日に第2回「ローカル線プロレス」は開催され、前年以上の盛り上がりを見せました。また、第2回では、上下線2本それぞれの車内でバトルロイヤルを行ない、それらを予選リーグとして位置づけ、勝者同士の頂上決戦を長井駅前特設リングでのメインイベントとして行ない、多くの方々を興奮、そして歓喜させたようです。
にわのまこと先生30周年記念イベント
https://www.makuake.com/project/niwano2/
- 実施サイト: Makuake
- 支援者: 404名
- 調達額: 7,471,440円
にわのまことさんの画業30周年を記念したイベント「2.5次元プロレス・夢幻大戦」が、2017年11月27日に東京・新宿FACEにて開催されました。イベントではにわのさんが監督/脚本をつとめたデビュー作のプロレスギャグマンガ「THE MOMOTAROH」をリング上で再現。主人公のMOMOTAROH役は、GHC(グローバル・オナード・クラウン)の5王座を全て獲得した日本最初の選手としても知られるプロレスラー丸藤選手さんがつとめました。
本プロジェクトはMakuakeにて支援を呼びかけ、イベントを支援するサポーターにより目標額500万円を大きく上回る747万円を集めたため、登場キャラクターやスペシャルマッチが追加されました。また、イベントのチケットや、支援者の好きな必殺技を試合内で再現してもらえる権利など、原作から知っているプロレスファンには特に嬉しいリワードが用意されたようです。
Masaaki Yuasa’s “Kick-Heart”
https://www.kickstarter.com/projects/production-ig/
- 実施サイト: Kickstarter
- 支援者: 3,232名
- 調達額: $201,164(約2,240万円)
湯浅政明が原作と監督、押井守が監修を担当した、プロレスが舞台の約10分間のオリジナルショートフィルム「Kick-Heart」が、アメリカのクラウドファンディング・Kickstarterを利用して支援を募り、わずか1ヶ月で20万ドルもの支援を集めました。本作は、売れない覆面レスラー「マスクマンM」が、ある日彼の前に突然現れた売れっ子覆面レスラー「レディS」と、リングの上で愛のゴングをぶつけ合うというストーリーです。
このプロジェクトは2012年の秋に行なわれましたが、当時Kickstarterでは日本人のクリエイターが起案したプロジェクトは少なかったため、2,000万円以上を集めた巨大プロジェクトとして国内でも話題となりました。また、キックハートは2013年5月26日に日本で公開され、その後、6月開催の日本ショートショートフィルムフェスティバル、フランスアヌシー国際アニメーション映画祭で特別上映、翌月には北米最大のアニメコンベンション・Anime Expoにて米国プレミア上映会が行なわれました。
まとめ
今からおよそ10年前、プロレス人気は低迷しており、かつて行なわれていたテレビ中継も減少し、試合会場からは客足が遠のいていました。しかし、前述の通り、女性ファンが増えたこともあって、日本のプロレス業界は人気を取り戻し、今まさにプロレスは再熱している真っ只中と言えます。今後もクラウドファンディングを通じたプロレスプロジェクトがさらに増えていき、ますますプロレスが日本を盛り上げる文化となることが期待されます。
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