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2018.8.9

リーン・スタートアップとアジャイルの関連性とは?

今回はリーン・スタートアップと、今話題のアジャイルの関連性について考察していきます。

アジャイルとは?

アジャイル(英: Agile)は、「機敏な」「すばやい」などの意味をもつ言葉であり、その名の通り「スピーディでフレキシブルな開発方法」という意味を持ちます。2001年にアメリカユタ州でなされたアジャイルソフトウェア開発宣言からスタートし、現在に至るまで行われているシステムおよびソフトウェア開発手法です。
本来、ソフトウェア開発計画というものは開発期間が決まっていますが、短い期間の開発工程を進めていく中で、計画の変更も発生します。顧客と打ち合わせを繰り返し、コンパクトなテストと実装を何度も行うことで、開発時間を短縮させているのが特徴です。

リーン・スタートアップとアジャイル

ここでは、次にリーン・スタートアップとアジャイルの関連性について説明していきます。

  • リーン・スタートアップ(Lean Startup):仮説をもとに製品を作りユーザに使ってもらい検証
  • アジャイル(Agile):製品の設計を実装しリリースして確認

リーン・スタートアップのコンセプトは「顧客開発」と言われており、顧客や市場の開発を通じて、構築・計測・学習を繰り返し、”どのくらい売れたか”を重視します。一方、アジャイルは「製品開発」を軸にしており、開発・設計・要求を繰り返しながら、”どれだけ進んだか”を念頭に置いています。
どちらも”不確実なモノ”から新しい何かを作り出すという点では同じですが、目的や軸にしているものを考えると、開発内容が異なります。また、リーン・スタートアップは顧客のニーズに沿った最高のモノを作り出すために、なんども再構築を行いますが、アジャイルは反復のサイクルを継続し、一つずつ機能を追加的に開発していくスタイルです。

ウォーターフール型とアジャイル型

では、アジャイルとよく比較される「ウォーターフール型開発」との違いについて説明します[1]。
ウォーターフール型開発は、「区切られたすべての工程が正しい」という前提で進めていく方法です。そのため、プロダクトはプロジェクト立ち上げ当初に作成した要求仕様を忠実に実装し、その仕様をすべて満たした時点で開発完了となります。当初の要求仕様通りに進むということから、契約時に契約内容・責任範囲が明確となるメリットがありつつも、開発途中で要求に変更があった場合、別途仕様変更として費用や開発期間が追加で発生する可能性があるというデメリットも伴われます。
一方、アジャイル型開発は、こうした工程分けされたシステムではなく、プロジェクトは変化するものであると定め、イテレートと呼ばれる小さなサイクルを何度も回し、プロジェクトが生み出すプロダクトを最大化させることに重きを置いています。そのため、当初計画されていたものが忠実に完成されることは難しく、その代わり、プロダクトがリリースされる時点で、顧客を含むすべてのステークホルダーが「最大の価値がある」と感じるようなプロダクトを生み出すことが可能です。

アジャイルの3つの手法

ここではアジャイルの3つの手法について解説します[2]。

スクラム

アジャイルの中でも最もメジャーな手法であるスクラム。ラグビーのフォーメーション同様、チームワークを重視するのが特徴となっています。柔軟かつ全人的なプロダクト開発ストラテジーであり、共通のゴールに到達するため、開発チームが一体となって働くことを目標としており、開発の計画をメンバー間で話し合い、プロジェクトの進行に問題がないかを確認しながら、リリースできないという事態を回避します。

エクストリーム・プログラミング

エクストリーム・プログラミング(Extreme Programming)改め「XP」は、ソフトエンジニアのケント・ベックらによって提唱されたソフトウェア開発手法。途中で仕様の変更にも柔軟に対応することに重きを置いており、初期段階での計画にこだわり過ぎないのが特徴となっています。この手法には技術力が伴うため、プログラマーがメインとなって行う手法です。

ユーザー機能駆動開発

ユーザー機能駆動開発(FDD=Feature Driven Development)は、反復的にソフトウェアの開発を行う手法であり、顧客目線での機能価値を重視しているのが特徴です。ユーザーのビジネスを可視化することによって、必要な機能の選定を行い、適切な間隔で顧客に提供していきます。

まとめ

アジャイルは、「固定のチームで、短期間で、小さな機能を作る」ことを繰り返す手法です。チーム全体の継続的なスキルアップによってシステムの開発速度と品質を高めることが可能となり、システムを小さく分割することで、システム自体の良し悪しの検証を通じて、より良いシステム構築を目指すことができます。

引用

  1. 開発手法を徹底比較!アジャイル vs ウォーターフォール
  2. アジャイル開発手法のそれぞれの適応範囲

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