【一目瞭然】会議の内容がひと目でわかる「グラフィックレコーディング」の意味や効果的な使い方を解説
皆さんは会議での会話をどのように記録しているでしょうか?当たり前のように「議事録を取る、つまり文字で記録している」という方がほとんどかもしれません。
しかし最近は「グラフィックレコーディング」というイラストを利用した記録方法が注目を集めています。そこで本記事では「グラフィックレコーディング」の概要についてご紹介します。
Contents
グラフィックレコーディングとは
「グラフィックレコーディング」とは、文字だけでなくイラストを使うことで議論の流れや全体像を可視化しながら、会議や講演の内容を記録する方法のことを指します。
イラストはホワイトボードや模造紙に描かれるので、参加者は記録されている内容を共有しながら話を進めることができます。
グラフィックレコーディングのメリット
グラフィックレコーディングにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
共有できる
グラフィックレコーディングの特徴は参加者の発言をイラストを用いて「可視化」することにあります。言葉で説明すると難しい内容もイラストで「可視化」することにより、互いにイメージを共有することができます。
議論を活性化できる
グラフィックレコーディングでは話の内容や流れをイラストで表しているので、どのようなことが話し合われてきたのか、ひと目で理解することができます。
よって、文字で記した議事録から内容を理解するよりも参加者の理解が早くなり、アイデアが浮かびやすくなります。
意見を平等に扱える
話し合いにおいて、自分の意見が消えていた、気づいたら発言力の強い人の意見が採用されていた、という経験はありませんか?
グラフィックレコーディングでは参加者の意見が平等に扱われるので、発言力の弱い人の意見も見落とすことなく検討することができます。
グラフィックレコーディングのポイント
グラフィックレコーディングのことを「イラストで記録する方法」とお伝えしましたが、ただたくさんイラストを並べれば良い、ということでもありません。そこでグラフィックレコーディングを成功させるためのコツをご紹介します。
構造化する
ひと目で話の流れがわかるようにするためにはイラストを構造化することが必要です。矢印でイラスト同士をつなげてみたり、番号をふってみたりと、イラストの関係性を考えながら描いていきましょう。
要点だけ記す
グラフィックレコーディングの長所はひと目で理解できることなので、文字情報が多いとその長所が薄れてしまいます。初めは話を聞きながら要点を整理するのは難しいかもしれませんが、的確なキーワードを取り出せるように練習を重ねてみましょう。
色を利用する
情報量が多くなってきたら、色に意味を持たせた上でイラストを色で囲ったり、なぞったりすると分かりやすくなります。色に意味を持たせて使うことで、情報の意味をひと目で判別できるようになります。
まとめ -イラストで記録する-
ここまでグラフィックレコーディングの概要を見て「グラフィックレコーディングを取り入れてみたいけど、絵を描くのは苦手だから…」「人の話したことをまとめるのは苦手だから…」という感想を抱いた方もいらっしゃるかもしれません。
参加者の会話を聞きながら要領よくイラストと文字を使って記録できるようになるためには慣れが必要ですが、基本的には簡単なイラストが描ければ誰でも始めることができます。
グラフィックレコーディングに興味が湧いてきた方は、会議の場でぜひ一度自主練習をしてみてはいかがでしょうか?
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