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2019.1.30

『インシュアテック』とは?事例も含めてご紹介します

『インシュアテック』とは?事例も含めてご紹介します

インシュアテックとは?

『インシュアテック』という言葉をご存知でしょうか?

インシュアテック(InsurTech)とは、

  • Insurance(保険)
  • Technology(テクノロジー)

この2つの言葉を掛け合わせた造語です。

保険業界と最新のテクノロジーを組み合わせた新しい保険サービスのことであり、企業によってはインシュアテックではなく、インシュテック(InsTech)と呼ぶこともあるといいます。

保険と情報技術(IT)を融合させたイノベーションを指しており、金融とITを融合させたフィンテック(FinTech)に続く言葉としても知られています。IT企業やベンチャー企業などと連携し、AIやビッグデータ解析、IoTなど、最先端の技術を活用しながら、これまでにない保険商品の開発、顧客向けのサービス改善などを実現する取り組みを積極的に進めている最中です。

●これまでにない保険商品の開発

  1. リスクに応じた保険料の柔軟な設定
  2. 従来は保障(補償)できなかった対象をカバー
  3. 1日単位など保険期間を柔軟に設定できる保険商品 他

●顧客向けサービスの改善

  1. 申し込み手順の効率化
  2. 顧客対応の自動化や迅速化
  3. 保険料シミュレーションの高度化 他

現状

インシュアテックはフィンテックと比べて、まだまだ馴染みのない言葉です。

欧米諸国では2015年頃からすでに注目されていた言葉であり、日本でも大手保険会社や損保等が取り組んでいるため、ご存知の方ももちろんいるかと思いますが、テレビなどのマスメディアで取り上げられることは少ないです。

しかし最近では、ソフトバンク株式会社が2017年にアメリカのインシュアテック「Lemonade」に出資したことが話題となっており、近い将来、インシュアテックが日本の保険市場に大きく参入する形となる日が来るかもしれません。

市場規模

矢野経済研究所によると、2016年度のインシュアテック市場規模は460億円で、2018年度は565億円、2019年度は800億円と急成長の推移が予測されており、2020年度には今年度のおよそ倍にあたる1,100億円に到達すると予測されています。

メリット

以下は、インシュアテックを活用することで生まれるメリットについてまとめたものです。

  1. スマホから1日単位で保険に加入できる
  2. 従来の保険を断られた人でも加入できる
  3. 保険の加入審査が簡単になる
  4. 従来の保険よりも保険料が安くなる
  5. 自己努力によって保険料が安くなる
  6. 保険の請求手続きが簡単になる
  7. 支払い金額と返済金額が明確になる
  8. 自分に見合った保険商品がわかる

従来の保険だと、営業担当の者にしつこく勧誘される、この先十何年間も保険料を払い続けなければならないなど、”保険”に対してマイナスイメージを持っていた方もいるかと思います。

しかしインシュアテックは、保険への加入に対するハードルが以前よりも低く、必要な期間だけ入ることができるため、従来の保険とは違う変革をもたらしています。

新たに生まれる保険の種類

ここでは、インシュアテックによって新たに生まれた保険の種類を一部ご紹介します。

テレマティクス保険

テレマティクスとは、「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語であり、主に自動車保険として使われている保険です。

車の中には、専用アプリをインストール済みのスマートフォン、専用の部品の2つを用意し、運転データを取得します。それにより、安全運転している人ほど保険料が割引され、この仕組みによって保険加入者である運転手は、安全運転に気をつけるようになったり、安全運転をして保険料が安くなったりするメリットがあります。

マイクロ保険

マイクロ保険とは、”小学の保険料で加入できる代わりに保証する範囲が狭い”という保険です。保険に加入したいけど、毎月高額の保険料を支払うことに抵抗のある人におすすめの保険となっています。現在、発展途上国では特に目立っている保険としても知られているようです。

オンデマンド保険

オンデマンド保険とは、”入りたい時に入れる”保険という意味です。すなわち、スマートフォンに搭載されているアプリを使い、入りたい時にすぐに入れる保険となっています。

たとえば、家財保険に入りたい時、オンデマンド型の保険を使えば保険に加入したい家財を撮影し、それを保険会社に送信するだけですぐに保険に入ることができ、保険金の請求や審査などもすべてスマートフォンから行うことができます。

保険会社にわざわざ訪れる煩わしさを省くことができるため、時間のない方にはおすすめです。

P2P保険

P2P保険とは、”グループで保険に加入できる”保険です。友達同士で保険に入れば保険料が割安となり、もしもの時に起こったリスクを友達同士で分散して保険料をシェアする仕組みとなっています。前述のソフトバンクが出資した「Lemonade」はこのタイプに値します。

インシュアテックの事例

では、そんなインシュアテックの事例について、国内・海外のそれぞれを見てみましょう。

国内

SMILING ROAD

自発的な安全運転と持続的な事故防止対策を支援するサービス『SMILING ROAD』。

上記のテレマティクス保険にあたり、損害保険ジャパン日本興亜によって提供されています。

ドライバーの安全運転を促進し、事故を低減させる仕組みがあります。

Warrantee Now

「大切なモノを、必要な時だけ。」をコンセプトにしている『Warrantee Now』。

スマートフォンからの操作で、1日単位で家電を保険に加入させることができるサービスです。

一般的な家電保険と異なり、Warrantee Nowは修理代を出してくれる保険となっています。

海外

Lemonade

アメリカのP2P保険の『Lemonade』。前述の通り、ソフトバンクが出資をしています。

アメリカ国内のインシュアテックのスタートアップの多くは仲介業務に徹していますが、Lemonadeは自社の保険商品の販売を行っているという特徴があります。

公式サイト:https://www.lemonade.com/

Bought By Many

従来の保険販売方法とは打って変わったサービスを提供している『Bought By Many』。

通常は保険会社が作った保険商品をユーザーが選びますが、同サービスではユーザー自身の欲する保険商品を提案し、それに十分な賛同者が集まると保険会社に交渉します。

ペット保険に加え、病気や趣味嗜好を持つ人たちの医療保険としても活用されているそうです。

まとめ

インシュアテックはまだまだ馴染みのない言葉ではありますが、2020年度には1,000億円以上の市場規模推移が予測されるなど、今後間違いなく大きなサービスと化していくことでしょう。みなさんもインシュアテックの今後にぜひ注目してみてください!!

参考資料

インシュアテックで変わる保険業界 | ZDNet Japan

InsurTech(インシュアテック)とは:健康:日経デジタルヘルス | 日経 xTECH

Insurtech(インシュアテック)とは? | 会社設立.net

インシュアテック業界のトレンドと今後の可能性 | 500 Startups Japan

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