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2021.9.9

【徹底解説】新規事業における論点整理を用いた検討設計

【徹底解説】新規事業における論点整理を用いた検討設計

新規事業開発の中で「とある市場に参入すべきか?」「どんな新規事業に取り組むべきか?」といった抽象的なテーマを考える際に、何から考えて良いかわからず困り果てたことがある方は多いのではないでしょうか。
本記事では、抽象的なテーマを検討する際に活用できる、論点整理を用いた検討設計について説明します。

論点整理を用いた検討設計

論点整理とは、答えをだすべきテーマ(=問い)を、細かい粒度の要素(以下、論点)に分解し、結論を出すために考えるべき具体的な検討項目を明らかにするテクニックです。
このテクニックを実践することで、 抽象的な問いに対しても答えを考えることが出来るとともに、答えに無関係な調査を省いた効率的な検討が可能となります
あわせて、各検討項目に対して現在の仮説、調査方法をあらかじめ設定することで、スムーズな検討が可能となります。

作業の流れ

1. 問いを明確にする

まずは、問い(これから答えを検討するテーマ)を明確にします。問いの設定を間違えてしまうとその後の検討が無駄になってしまうため、とても重要なステップです。
問いが適切か自信が持てない際は、プロジェクトの社内での位置付け、およびプロジェクトの目的を整理した上で、 改めて問いが適切かを考えましょう。

(例)
あなたは、所属事業部で運営している社内新規事業コンテストへの応募数が少なく、
応募数を増やす施策を検討する必要を感じている。

検討に入る前に立ち止まってコンテストの位置付けを考えると
単体収益化事業を3年以内に3つ以上生み出すという事業部目標に対する一手段でしかなく、コンテストの成功自体は目的ではないことを思い出した。

そこで、「コンテストへの応募数を増やす適切な施策はなにか?」ではなく
「短期的な黒字化を見込める新規事業案の効率的創出方法は何か?」を問いとして定義し
検討した結果、コンサルティングファームへのアイディア創出委託という、
コンテスト運営の改善よりも遥かに効率的な施策を設定することができた。

2. 問いを論点に分解する (論点整理)

①で設定した問いを、一段階細かい粒度の要素(以下、論点)に分解します。
この時、次の三点に注意してください。

1,各論点に答えが出れば、問いに対する答えも明らかになる様に分解する
2,問いに対する答えに直結しない、無関係な論点は設定しない
3,論点の抜けを防ぐために、急に細かな論点に分解しない。

(良い分解例)


(悪い分解例)

この分解作業は1回で終わるのではなく、論点に対する検討方法がイメージできる粒度に
なるまで繰り返します

<アウトプット例>

3. 各論点に対する仮説を設定する

分解が完了したら、各論点に対する仮説を設定します。
これにより、仮説思考を用いた効率的な検討が可能となります。

仮説思考とは?

論点に対してあたり(仮説)をつけて、その証拠を調べていく調査アプローチで、情報を網羅的に集めて答えを検討するよりも効率的に答えを出せることが多いです

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

4. 末端の論点に対する調査アプローチを設定する

最後に、末端の論点に答えを出すためのアクションを設定します。各論点に結論をだせる方法のなかで、できるだけ時間・お金のかからない方法を設定しましょう。

<アウトプット例>

まとめ

以上のステップを通じて、問いに対する答えを出すための、必要最小限のアクションを明らかにすることができます
論点整理を用いた検討設計設定は、ジャンルを問わず、抽象的な問いを考える際に活用可能なテクニックですので、ぜひ様々な場面で活用してみてください。

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