失敗した企業イノベーション【10の事例】

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失敗事例④:ペッツドットコム(Pets.com)
出典:wired
Pets.comは1998年にオンライン上でペット用品を販売するeコマースとして急成長を遂げました。また大胆なマーケティングキャンペーンと、街中を走り回り、人々にインタビューする犬型パペットのマスコットが人気を博したこともあり、アマゾンと並びeコマースを代表するサービスとして知られることになりました。
しかし、急成長の裏には企業インフラの脆弱性が問題視されていました。マーケティングキャンペーンと企業として成長を優先するため、300億円相当の巨額な出資を受けましたが、2000年のドットコムバブルの影響で倒産に追い込まれました。
失敗事例⑤:マップクエスト (Mapquest)
出典:mapquest
Google MapsやApple Mapsは場所を正確に知るナビとして生活必需品になりつつあります。スマホを開くだけで、現在位置が分かるだけでなく、行きたい場所の行き方まで教えてくれます。
しかし、Google MapsやApple Mapsなどの衛星航法が主流になる前、人々はMap Questを利用していました。
Google Mapsがリリースされた2008年に、Map Questの成長は横ばいになり、半年で成長が20%低下しました。一方で、Google Mapsは同期間で135%の成長をとげデジタルマップの代名詞をMap Questから奪ったのです。
Map Questが利用されなくなった理由として皮肉にも自社のミッションである「シンプルで分かりやすい案内」を守ることが出来ず、UIの面で圧倒的に優れていたGoogle Mapsに取って代わられました。
失敗事例⑥:フェイスブックフォン (Facebook Phone)
出典:ASCII
グーグルやマイクロソフトなどがスマホをリリースする中、フェイスブックもテック企業の代表としてスマホをリリースすることが期待されていました。
2013年にアンドロイドのOSを搭載したスマホを発表した当初、爆発的に成長することが予測されてました。99ドルという破格の値段も期待しているユーザーにとって魅力的な点でした。
しかしフェイスブックのソーシャルメディアが中心に動いていること、ハードウェアが他社と比べ圧倒的に劣っているとみられ、99ドルでも高額という酷評をうけました。
失敗事例⑦:チートス・リップバーム (Cheetos Lip Balm)
出典:Medium
日本では見慣れないお菓子でありますが、チートスはペプシコ―ラの子会社が開発した世界的ヒット商品です。
そんなチートスですが、美味しいチーズ菓子の味を一層味わってほしいということで、2005年に同じ味とにおいのするリップクリームを開発しました。斬新で大胆なアイデアではありますが、チートスのにおいを体につけるということに抵抗感があり、人々をひきつけることができませんでした。
失敗事例⑧:ハーレーダビッドソンの香水
通称「ハーレー」という愛称で知られる世界的人気のあるオートバイメーカーですが、1990年に熱狂的なファンをターゲットとした香水を販売しました。ハーレーは伝統的なレイアウトが生み出す風格など、アイデンティティを現代まで大切継承しており、香水だけでなく「男らしさ」を強調できる製品には積極的にチャレンジしてきました。
しかし、発売された香水はベルガモット(みかん)とミントを混合しており、ハーレーの求めている「男らしさ」を全面に打ち出した商品でありました。ロイヤルカスタマーに訴求できる期待が大きかったが、香水らしいにおいではなく、熱狂的なファンの間でも酷評でした。
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