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2018.12.5

新規事業の成功事例5選

新規事業を必ず成功させる手段というのはありません。しかし、新規事業を成功へと導くための手法であればいくつもあります。今回は新規事業の成功事例について5つ紹介していきます。

スマイルズ:スープストックトーキョー

スマイルズが運営するスープ専門店「スープストックトーキョー」。三菱商事の外食サービス事業ユニット所属の遠山正道氏が、首都圏で働く若い女性をメインターゲットに社内ベンチャーとして立ち上げたものです。

ランチなどで付いてくる日替わりスープは、メインディッシュに添える、いわば”おまけ”のような存在ですが、スープストックトーキョーではスープをメインにしています。店の内装は白を基調とし、おしゃれで清潔感漂う雰囲気を醸し、女性にとって心地よい空間を提供しています。

メインターゲットである女性にとって嬉しい、カロリーや栄養値の表示があり、無添加素材へのこだわりも大きな特徴となっています。こうした女性への心配りを全面的にアピールすることで、登場してから間もないうちに女性からの根強い支持を得ることに成功しました。

シーラック:バリ勝男クン

シーラックは明治から鰹節の製造業を行っている会社です。鰹節は縁起物として昔から愛されており、結婚式の引き出物にもよく使われていましたが、時代が進むにつれ引き出物に鰹節を選ぶ人が少なくなった今、贈答品事業だけに頼るのは聡明ではないと、シーラックは新たな商品開発に勤しみ、鰹節メーカーとしての強みをアピールした「バリ勝男クン」を発売しました。

バリ勝男クンは、鰹節を厚切りにして乾燥させ、生姜醤油で味付けした”鰹節チップス”です。スナック菓子としてもお酒のおつまみとしても最適な商品であるため、子どもからお年寄りまで幅広い年代をターゲットにしています。

当初、地域のスーパーマーケット向けの展示会に出展していたバリ勝男クンは、その後コンビニでテスト販売が行われ、広告などに一切頼らず、上出来な売れ行きを記録。コンビニやスーパーマーケットなどで陳列されることが決まりました。しかし、多くの人が出入りする店で置かれるからには、何か新しいPRを考えなければなりません。そこで考案されたのがバリ勝男クンです。

「デデンデンデン、バリ勝男♪」という歌に加え、手足の生えたカツオが踊るという強烈な映像が視聴者にインパクトを与えることとなり、また、静岡県内のテレビCMを流したことも相まって、バリ勝男クンは大ヒット商品になりました。

DeNA×東京大学:遺伝子検査サービス

DeNAと東京大学は共同で、唾液から遺伝子を解析する新サービスを開始。インターネットから検査キットを注文し、唾液を医科学研究所内の共同研究施設に郵送するだけで、唾液からDNAを含む細胞を採取し、遺伝子情報を解析することができます。

この新たな遺伝子解析サービスでは、病気や体質に関する遺伝的な傾向が分かる「MYCODE」と、現在の健康状態、すなわち環境的要因による体の傾向が評価することができる「アミノインデックス®」の組み合わせにより、「遺伝要因」と「環境要因」双方の側面から「未病」を把握することで、健康に関する意識改革やその後の生活における行動変容などを促すことを目的に実施されています。

実際に、MYCODEやアミノインデックス®︎を利用した方々の感想を聞くと、「健康に対する意識が高まった」「参考になる情報を得られて良かった」「意外な発見をすることができた」など、前向きで満足度の高い声が非常に多く寄せられています。

ソニー:プロパティマネジメント事業

ソニーは新規事業創出の取り組みとして、2014年4月にソニー不動産株式会社を設立し、同年8月より本社の銀座オフィスにて、一般消費者向けの売買仲介サービスと、賃貸管理のプロパティマネジメント事業を開始しました。

同事業では、不動産先進国といわれるアメリカ型のエージェント制度を導入しており、売買仲介サービスにおいて物件の売却サポートは売却専門の「売却エージェント」が担当し、物件の購入サポートにおいては購入専門の「購入エージェント」が担当しています。

仲介手数料はかかった分だけの手数料を算出する方式で、成約価格だけでなく、顧客に提供する各種サポート内容に応じ、手数料額が変動するきめ細かな料金体系を設定しています。

業界経験が長いエージェントが売買仲介サービスにおいて、独自の情報システムを活用したマーケットデータの分析を行い、顧客が希望する地域の物件価格相場の動向など、役立ち情報を分かりやすく提供しています。

2017年8月1日時点で、ソニー不動産で不動産売買を行ったユーザーからの回答によると、顧客満足度は91.5%に上っています。また、一都三県に居住している30〜60代の男女のうち、過去に不動産の売却経験がある方へ行われた調査では、「売却価格満足度」、「おススメしたい仲介会社」、「スピード売却」の部門でNo.1に選ばれています。

パナソニック:アグリ・エンジニアリング事業

パナソニックは、人が快適に暮らせるためのさまざまな商品を提供しており、その実績を生かして”農作物”が快適に生育できるプラントを提供できないかと考え、農産物の生産効率の向上と生産者負担の軽減を図る「アグリ・エンジニアリング事業」に取り組みました。

同社がこれまでに培った住宅やオフィスの環境制御技術を、農作物が快適に育成できるシステムに適用。自然の光や水、風を最大限に利用し、栽培に最適な生育環境をバランス良く整える「パッシブハウス型農業システム」を開発しました。

このシステムは、天井カーテンや左右独立カーテンを自動開閉して太陽光を制御し、側窓の開閉と気流調整ファンで送風、ミストや散水により水環境を整えます。ハウス内外に設置した、温・湿度センサや照度センサからの情報をもとに、これらの機器を統合制御することで、葉物野菜の生育に必要な温湿度や光環境を自動で調整します。

この取り組みは2014年の夏に、冨田農園(埼玉県秩父市)でパッシブハウス型農業システムを試験的に10棟導入し、日々の管理も統合制御盤の画面を確認するだけということで、生育も順調に進みました。ハウス栽培でかかる手間を大幅に削減することができ、他の作物栽培に人手をまわすことができたと好評価を受け、見事成功へと導く形となったのです。

まとめ

さて、今回は「新規事業の成功事例5選」について解説しました。

新規事業を確実に成功させるための手段というものはありませんが、それを成功させる方法はさまざまです。失敗を恐れず、既存事業で培ったノウハウを最大限に活かすことこそが、成功への近道であると言えるでしょう。

参考資料

DeNAが東大と組んで「遺伝子解析サービス」に8月から参入へ|BUZZAP

お客様の声 不動産の購入、売却、管理、リフォームならソニー不動産|ソニー不動産

新規事業「アグリ・エンジニアリング事業」に参入|Panasonic

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