解決策検証における検証設計とプロトタイプの選定方法

検証ステップ2(プロトタイプの選定)
検証には制約がつきもので限られた「期間」・「予算」で検証を進める必要があります。検証項目の優先順位付けはもちろん、適切なプロトタイプを選定することも検証期間や検証予算に大きな影響を与える要素です。
プロトタイプの分類方法/定義はさまざま存在しますが、今回は以下の9種類に整理しています。
【プロトタイプの種類】
- コンセプトムービー
- サービス紹介ページ(LP)
- スケッチ
- 手作業型MVP
- 外観モデル(デザインプロト)
- ペーパープロト
- 機能試作(ファンクショナルプロト)
- モックアップ
- ワイヤーフレーム
【選定基準】
- 得られるフィードバックの具体性=コスト、所要時間
- 現時点のソリューションの確からしさ
※上記に従って適切なプロトタイプを選定する
【各プロトタイプのイメージ図】
・コンセプトムービー

(出典:トヨタ自動車「Toyota Woven City」<https://www.woven-city.global/jpn>)
・サービス紹介ページ(LP)

(出典:Relic「Throttle」<https://relic.co.jp/services/throttle/>)
・スケッチ

(出典:cookpad「ペンとふせんで!スマホUIのアイデアプロトタイピング」<https://techlife.cookpad.com/entry/2016/10/12/110000>)
・手作業型MVP(手作業レベルで作成可能且つ価値を感じるために必要最低限の機能を備えたプロトタイプ)

(出典:外部CTO.com「プロトタイプ開発」<https://gaibu-cto.com/prototyping/>)
・外観モデル(デザインプロト)

(出典:外部CTO.com「プロトタイプ開発」<https://gaibu-cto.com/prototyping/>)
・ペーパープロト

(出典:cookpad「ペンとふせんで!スマホUIのアイデアプロトタイピング」<https://techlife.cookpad.com/entry/2016/10/12/110000>)
・機能試作(価値を感じるために必要最低限の機能を備えたプロトタイプ)

(出典:EMIRA「小型ロボット「DONKEY」が解決する農業機械化の未来」<https://emira-t.jp/special/16591/>)
・モックアップ

(出典:MONOist「カーデザイナーの仕事は「色や造形を考える」だけではない」<https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1607/12/news018_3.html>)
・ワイヤーフレーム

(出典:coosy「失敗しないワイヤーフレーム設計とは?」<https://coosy.co.jp/blog/article06/>)
検証ステップ③(検証方法策定)
検証目的/内容次第で適切な検証方法/手法は変わるため、完全にパターン化することは難しいですが、参考として1つの例を紹介します。
(●:適切な検証方法/手法)

※必ずしも上記が最適な検証方法/手法とは限りません。状況に応じて適切な検証方法/手法を選択してください。
※コンセプト検証:事業アイデアの全体を貫く基本的な観点/考え方の受容性検証
まとめ
今回はソリューションの「検証設計」と「プロトタイプの選定方法」についてご紹介しました。
これらを理解/意識することで低コスト・低リスク・高速な解決策検証につながると思いますので、是非新規事業開発の現場で試してみてはいかがでしょうか?
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