新規事業・イノベーション共創メディア | Battery 新規事業とイノベーションを共創する原動力。Battery(バッテリー)

2019.12.19

ビジネスモデルキャンバス・リーンキャンバスとは?分析を通して磨き上げられたビジネスへ

ビジネスモデルキャンバス・リーンキャンバスとは?分析を通して磨き上げられたビジネスへ

「ビジネスモデルキャンバス」「リーンキャンバス」、みなさんはご存知でしょうか?今回はこの2つの便利な手法と、その違いについてご紹介いたします。

ビジネスモデルキャンバス・リーンキャンバスとは

ビジネスモデルキャンバス・リーンキャンバスは、いずれもビジネスモデルを可視化するための手軽なツールです。
1枚のA4程度の紙を区切って、その枠の中に必要な情報を書き込んでいきます。
ビジネスモデルを凝縮してコンパクトにまとめることができ、全体像の把握に役立ちます。
まずはそのフレームワークを見てみましょう。それぞれ以下の通りです。

ビジネスモデルキャンバス

 

リーンキャンバス

これらの手法は、形式がとてもよく似ていることがわかります。どちらも9項目に分類して書き出しています。

ビジネスモデルキャンバス・リーンキャンバスの違い

2つの手法の違いは、その「項目」「対象のビジネス」にあります。
ビジネスモデルキャンバスでは、ビジネスを取り巻く環境を記述していきます。特にリソースや顧客との関係などに注目していますから、既存の事業の安定的な継続や発展に特化しています。
一方でリーンキャンバスでは、ビジネスの課題や価値といった点に着目しています。まだ方向性が明確でない、比較的新しい事業やスタートアップに有効なツールであるといえます。

ビジネスモデルキャンバスの項目

ビジネスモデルキャンバスは、企業側の項目(水色)、顧客側の項目(オレンジ)、その間で受け渡される価値(白)、それらを支える資金の構造(緑)で構成されています。
それぞれの項目についてみていきましょう。

企業側の項目(水色)

Key Partners「主要パートナー」

事業に必要な全てを自社だけでまかなうのは、現実的にはとても難しいです。
ほとんどの企業が、外部にパートナーを持っています。例えば、原料の仕入先、実際の製造や販売を行う企業などです。

Key Activities「主要活動」

価値を生み出す、自社の柱となる活動のことです。
ここが明確でない企業は、ビジネスを成り立たせることすらできません。

Key Resources(主要リソース)

ビジネスモデルの実現には、経営資源が欠かせません。資源とは、ヒト・モノ・カネに加えて、最近では情報・時間・知的財産もここに含まれます。

提供する価値(白)

Value Proposition「価値提案」

主要活動により生み出され、顧客へ提供される価値です。
顧客のどのような問題を解決するのか、または現状の満足をどのようにしてより高めるのか、などを記します。
最も重要で、ビジネスモデルの核となります。

顧客側の項目(オレンジ)

Customer Relationships「顧客との関係」

顧客と、どのような関係を築いていくかを検討します。
単発の関係なのか、長期の契約にするのか、どの程度踏み込んだサービスを提供するのかといった具合です。
また、その関係をどのようにして作り上げるのかも同時に検討して記入します。

Channels「チャネル」

顧客にどうやって商品や情報を提供するか、その手段と経路のことを表しています。
販売方法はもちろん、認知してもらうための広告等もここに含まれます。

Customer Segments「顧客」

顧客の層を記入します。
最終的に全ての人々に価値を提供することを目標にするのもよいですが、まずはメインとなる層を特定することがビジネスの方向性を定義する上では重要です。
複数のターゲット層がある場合はその全てを記入しましょう。

資金の構造(緑)

Cost Structure「コスト構造」

事業を成り立たせる上で発生し得るコストをさします。
継続的に発生する固定費と、上下する変動費のどちらもここに記入します。
具体的には、人件費、商品の原価、設備の費用、広告代などがあげられます。

Revenue Streams「収益の流れ」

収益を得る方法を具体的に記入します。
また、その方法の構造の特徴も考えます。
例えば、何に対する支払いで、月何回の支払いで、どの程度変動するのか、といったような要素です。

リーンキャンバスの項目

リーンキャンバスは、企業側の項目(水色)、顧客側の項目(オレンジ)、その間で受け渡される価値(白)、それらを支える資金の構造(赤)で構成されています。
それぞれの項目についてみていきましょう。

企業側の項目(水色)

Problem「課題」

顧客は何らかの課題を抱えていますから、それを複数記入していきます。
同時に、その課題の原因となる根本の要素についてもさかのぼって考えてみましょう。

Solution「ソリューション」

顧客が抱えている課題をどのように解決するかを記述します。
これが、事業として取り組む活動の基盤になっていきます。

Key Metrics「主要指標」

ビジネスが成功したかどうかを測定するための主要な指標を考えます。
この指標は、達成しているかどうかが明らかにわかる数字を選びましょう。
例えば、契約数やアクティブ会員数などがあげられます。

顧客側の項目(オレンジ)

Unfair Advantage「圧倒的優位性」

他社は持っていない、独自の優位性を記入します。
コピーできない自社の強みは、既存のビジネスと戦う武器になるだけでなく他社の参入を妨げる障壁ともなります。

Channels「チャネル」

ユーザーに商品やサービスを提供する方法を記述します。
新しい事業であれば、SNS等を積極的に活用して認知度を高めるのも良いかもしれません。

Customer Segments「顧客」

商品やサービスを提供する顧客層を記述します。
新しいビジネスであれば、それを利用してくれそうな層(アーリーアダプターと呼ばれます)を選択すると良いでしょう。

提供する価値(白)

Unique Value Proposition「独自の価値提案」

ビジネスを通して生まれる価値について、その独自性を記入します。
シンプルで、かつ印象に残るメッセージにする必要があります。

資金の構造(赤)

Cost Structure「コスト構造」

顧客に商品やサービスを届けるために必要なコストを記入します。
ビジネスモデルキャンバスと同じように、固定費と変動費をどちらも考えます。
現実的なビジネスの構造をしっかりと捉えるヒントになります。

Revenue Streams「収益の流れ」

コストをまかない利益を得るための収益源を記します。
ただ商品やサービスの対価として収益を得る他にも、サブスクリプションや広告収入といった手段も考えられますね。

まとめ

ビジネスモデルキャンバスとリーンキャンバス、そして違いについてご理解いただけたでしょうか。
分析したいビジネスに適した方法でご活用いただけますと幸いです。

 

【参考】

経営資源とは何ですか? | 経営者の生き方・考え方
http://www.seiwa-osaka.gr.jp/blog/life/181/

ビジネスモデルキャンバスとは? 9つの視点で貴方のビジネスプランを丸裸に! | 起業tv
https://kigyotv.jp/news/canvas/

ビジネスモデルとは?ビジネスモデルキャンバスとは?わかりやすく解説 | ビジョンを実現するキャッシュフロー経営
https://vision-cash.com/keiei/business-model-and-business-model-canvas/

現役コンサルタントが教えるビジネスモデルキャンバスの書き方https://initiatives.jp/%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%B9bmc%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9/

リーンキャンバスとは ?事業計画書を作ろう・実践編【テンプレート付】|ferret
https://ferret-plus.com/3175

事業の価値構造を明らかにする「リーンキャンバス」の作り方 | Goodpatch Blog
https://goodpatch.com/blog/lean-canvas/

リーンキャンバスとは? スタートアップが思い描くべき9つの項目 | 起業tv
https://kigyotv.jp/news/lean-canvas/

 

Facebookページから
最新情報をお届け

記事のアップデート情報や新規情報はFacebookページで随時配信されております。
気になる方は「いいね!」をお願いいたします。

Relicで一緒に働きませんか?

Relicでは現在一緒に働いてくれる仲間を積極的に採用中です。

新規事業開発やスタートアップの創出支援を主導してくれる事業プロデューサー、
自社開発したプラットフォームサービスの成長を加速させてくださるセールスディレクター、 新規事業立ち上げの企画からサービス開発プロジェクトに携わりたいエンジニアなど..

お話だけでも構いません、
興味がありましたら採用サイトよりエントリーください。
採用サイトを見る
Related article

関連記事

Category archive

スタートアップの記事

Category archive

特集・コラムの記事

資料請求、お問い合わせはフォームからお気軽にご連絡ください。

お問い合わせ