リーンキャンバスとは?ビジネスモデルキャンバスとの違いと使い分けを解説

「リーンキャンバス」や「ビジネスモデルキャンバス」、みなさんはご存知でしょうか?一般的にはスタートアップや新規事業開発向けに設計されているのが「リーンキャンバス」である一方、ビジネスにおいてより広く活用することができる手法が「ビジネスモデルキャンバス(BMCとも呼ばれる)」と言われています。今回はこの便利な2つの手法の違いと、それぞれの活用方法についてご紹介いたします。
「リーンキャンバス」「ビジネスモデルキャンバス」とは
リーンキャンバス・ビジネスモデルキャンバスは、いずれもビジネスモデルを可視化するための手軽なツールです。1枚のA4程度の紙を区切って、その枠の中に必要な情報を書き込んでいきます。事業を構成する各要素を凝縮してコンパクトにまとめることができるため、全体像の把握に役立ちます。
まずはそのフレームワークを見てみましょう。
これらの手法は、どちらも9項目に分類して書き出しており、形式がとてもよく似ていることがわかります。
リーンキャンバス・ビジネスモデルキャンバスの違い
一見似た2つの手法ですが、「対象とするビジネス」に違いがあります。その違いを各項目から紐解いていきましょう。
リーンキャンバスに固有の項目は
・課題
・ソリューション
・主要指標
・圧倒的優位性
と、ビジネスの課題や価値、競合との比較といった点に着目しています。事業の独自性や検証が特に必要な項目を可視化できるため、実現可能性が明確でない新規事業やスタートアップに有効なツールであると言えるでしょう。
一方でビジネスモデルキャンバス固有の項目は
・主要パートナー
・主要リソース
・主要活動
・顧客との関係
と、ビジネスを取り巻く環境を記述していきます。特にリソースや顧客・パートナーとの関係などに注目していますから、既存の事業の安定的な継続や発展に向けた分析に適していると言えます。
それぞれにふさわしいビジネスの特徴がわかった上で、次は各フレームワークを項目ごとに深掘りしていきましょう。
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