グリーンイノベーションについて徹底解説

グリーンイノベーションという言葉を聞いたことがあるでしょうか?「なんか自然と環境ある感じだけど、詳しくはわからない・・・」と言う方が多いのではないでしょうか?そこで今回は、グリーンイノベーションとはどういったものなのか、またその施策の事例をご紹介していきます。
Contents
グリーンイノベーションとは?
グリーンイノベーションとは、社会の持続的な発展を目指して、あらゆる科学技術やイノベーションを用いて変革をうみ、世界的な課題である環境問題に対する取り組みのことです。
社会の成長と環境の維持・発展を、トレードオフのように一方がよくなれば一方がまずくなるといった関係で捉えるのではなく、双方向的に持続的な好循環が生まれるように関係構築していくということです。
2008年に、アメリカ民主党のオバマ大統領がグリーン・ニューディールと言う施策を打ち出して以降、世界的に注目されるようになりました。グリーン・ニューディールと言うのは、地球温暖化に対応する公共事業などに公的資金を注入し、新たな雇用を生み出したり、アメリカ経済を成長させようといった施策になります。
遅れて2010年には、日本でも経済産業省がグリーンイノベーションを主軸において、環境に優しいエネルギー大国を目指した施策を打ち出す方針を発表したことで有名です。
グリーンイノベーション推進のために、政府が推し進めている市場のグリーン化
現在、環境省が中心となって日本政府がグリーンイノベーション推進のための取組を進めています。環境分野においては規制が多く民間によるイノベーションが起こりずらいため規制を緩和したり、大規模投資が必要となる場合もあるため環境技術開発に取り組む研究に資金を行き渡らせたりするなどを政府が主導して行う必要があるのです。
環境省が出しているグリーン化された市場のイメージは以下のようなものです。
引用:https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/zu/h24/html/hj12010401.html
グリーンイノベーションに取り組んでいる事例
日本国内において、大企業がグリーンイノベーションに取り組んでいる事例をみていきましょう。
- パナソニック株式会社
国内有数の電機メーカーとして有名なパナソニック社ですが、地球温暖化の原因ともなりうるフロンを使わない「ノンフロン」の冷蔵庫を開発しました。また、二酸化炭素を用いて冷却に利用する冷凍庫も開発することに成功しました。どちらも、二酸化炭素排出量を従来よりも下げることができ、まさにグリーンイノベーションを体現した事例と言えるでしょう。 - トヨタ自動車株式会社
言わずもがな、みなさんご存知のトヨタ社ですが、こちらは水素で動く燃料電池自動車を開発しました。ガソリンを使った自動車の二酸化炭素排出の問題が叫ばれている中、走行中二酸化炭素を排出しないというソリューションを開発しました。 - TOTO株式会社
TOTO社は、数年ごとに「グローバル環境目標」をおいて達成に努めています。「SDGs」という国連が出した持続可能な開発目標であり、それに基づいた環境貢献計画を立てています。
SDGsについてもっとよく知りたい方はこちらの記事もどうぞご覧ください。
グリーンイノベーションで新規アイデア創出
新しいアイデアを発想したいが、なかなかアイデアが出てこない・・・そんな時はグリーンイノベーションを元に考えてみてはいかがでしょうか?国連が解決を叫んでいるほどですから、地球規模でみて大きな課題が残っているのは火を見るより明らかです。
グリーンイノベーションに取り組むことでより会社や事業を成長させるチャンスでもあります。もしその過程でお困りのことなどあったら、新規事業創出支援をしている弊社Relicにいつでもご相談ください。
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