Batteryでは、新規事業に関する用語を多数解説しております。

本稿ではその中でも、新規事業に役立つ分析フレームワークや事業戦略について、既存の記事を参考にまとめています。

詳しく知りたい用語がありましたら、ぜひリンク先をチェックしてみてください。

分析フレームワーク

ファイブフォース分析

「ファイブフォース分析」とは、業界全体の競争構造や収益性を明らかにするために使われる分析手法です。

「新規参入企業の脅威」、「代替品の脅威」、「売り手の交渉力」、「買い手の交渉力」、「既存企業の競争」の5つの観点から業界全体を分析します。

バリューチェーン分析

「バリューチェーン分析」とは、企業活動における業務の流れを細かく分割し、自社の強みや課題について分析する手法のことを指します。

他社との比較ができたり、現場の声を汲み取ることにつながります。

VRIO分析

「VRIO分析」とは、自社の競争優位性を企業の経営資源の視点から評価・分析するフレームワークです。

企業内部の経営資源に競争優位の源泉を求め、戦略を構築する「RBV」の考え方をベースとしながら、「Value（経済的な価値）」、「Rareness（希少性）」 、「Imitability（模倣困難性）」、「Organization（組織）」の4つの項目で評価します。

経験曲線

「経験曲線」とは、製品の累積生産量の増加に従い、単位あたりコストが一定の割合で減少する関係を表した曲線を指します。

経験曲線を活用することで、競合企業に差をつけるための戦略策定に役立てることができます。

PLC（製品ライフサイクル）

「PLC」とは、製品ライフサイクル理論（Product Life Cycle）の略であり、製品の寿命を、①導入期→②成長期→③成熟期→④衰退期の4つの段階に分けた理論を指します。

商品の売り方を商品の寿命から考えることで、時期に応じて適切な販売手法を考えることができます。

事業戦略

ブルーオーシャン戦略

「ブルーオーシャン戦略」とは、競合相手のいない新たな価値の市場を創造し、ユーザーに対して高価値と低コストを同時に提供する、利潤の最大化を目指した戦略のことを指します。

経営の不確実性が高まっている現代だからこそ注目されている考え方です。

イノベーター理論

「イノベーター理論」とは、商品を購入するタイミングに従い消費者を5つに分類した理論です。

今現在商品・サービスを購入している客層について把握しながら、次に取るべき販売戦略を考えます。

アンゾフの成長マトリクス

「アンゾフの成長マトリックス」とは、イゴール・アンゾフ氏によって提唱された、事業の成長・拡大を図る際に用いられるマトリクスです。

「市場」と「製品」、「既存」と「新規」という4つの要素を組み合わせたフレームワークに自社がおかれている状況や今後の展開を当てはめることで、市場戦略を立てやすくなります。

競争戦略

「競争戦略」とは、他社とは違う独自の戦略を取り、業界内で自社にとって優位なポジションを確立することで生き残りを目指す戦略です。

「競争戦略」にはさらに「コスト・リーダーシップ戦略」、「差別化戦略」、「集中戦略」という3つの基本戦略があります。

コ・クリエーション戦略

「コ・クリエーション戦略」とは、顧客とともに生み出した新たな価値により差別化を図る戦略です。

顧客にとっても、そのサービスを利用することで得られる体験の付加価値が高まるため、企業と顧客の双方にメリットの大きい手法であると言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

本稿で初めて出会った用語や、理解が曖昧な用語があれば、ぜひ元の記事をチェックし、今後の新規事業立案にも取り入れてみてください。

本稿が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。